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軸足のルルベは、前足のターンアウトの力でジャッキで(車が)上がるように引き上がるイメージ

2011年6月9日

フォンドゥで足をデガジェの状態で伸ばした後、軸足をルルベさせることを考える。
この時に、軸足をルルベするのだから、軸足のふくらはぎに力を入れて、その上に乗っているカラダ全体をよいしょと持ち上げようと考えるだろう。
タカギバレエでは、そういう時、意外な部分に意識を持っていくことをアドバイスする。
「タイヤがパンクした時にジャッキで車を持ち上げると、重いクルマのタイヤがふわっと持ち上がる。そんな感じで」
つまり、力を入れるのを動かす部分だけに限定しないということ。
むしろ動いている部分には力をかけない方が自然に見えるということ。

「前足を付け根からどんどんターンアウトしていき、そのねじり上げる力でふっと思わず軸足のかかとが持ち上がるような感覚。」
と表現していた。

よく冗談でバレエの真似事をする人が、ルルベを真似して、かかとだけをひょこッと上げるのだけど、体はそのままなので、膝がつまって曲がり不様になる。
ルルベの本質は「かかとを上げる」のではなく、体を引き上げた結果として「かかとが上がる」と表現されるものに近いと思う。
ぜひ片足でルルベをする機会に試してほしい。

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