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西暦か、和暦か

 5月1日。新元号「令和」となって1年が過ぎた。1年前はあれほど「令和」のオンパレード、いわゆるフィーバーだったのに、1年たった今日はコロナ禍もあって落ち着いている。

 最近では、災害や疫病などの天変地異が起こると改元する慣習もあったことから改元した方がよいのではという気運もあるようだ。
 
 個人的な意見だが、公文書などの日付表記を、この際、和暦から西暦に統一した方がよいのではと日々感じている。特に昨年のフィーバー以降、文書の日付に「令和」の表記が目立った気がする。みなさん大変な苦労をして文書の書式に「令和」を追加する変更をしたのだろう。言い換えれば、元号の変わった去年が西暦表記移行のチャンスだったのかもしれないが、2020年は西暦表記の年として移行して欲しい。

変更は簡単、今の書式にある「大正・昭和・平成・令和」を消せば良いのである。

 私の周りには、和暦表記のほうが馴染みがあるという人がいまだにいるが、信じられない。例えば、書類の生年月日欄に1980年と書いてある方が、昭和55年と書いてある方が年齢・年代をイメージしやすいのは明らかだ。

 調べてみると、契約書等の年表記を和暦にする法的根拠は無いようだし、ISOなどの国際標準化の流れからいっても西暦表記に統一する方が自然だ。「和暦」表記にしがみついている人々は何を根拠にこだわっているのか?と言いたくなる。

 以上、述べたことは645年の「大化」から続く元号の歴史を否定するわけではなく、あくまでも文書等の表記を統一して、国際標準にして欲しいと思うこころの叫びでした。

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