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#1381 人工知能には興味がないが人工脳には興味がある

NHKオンデマンドをうろついていたら気になる番組を発見。その名も『フロンティア』

第2回の放送テーマは「人工知能」。番組の目玉は下の動画にあるようにChatGPTを搭載したロボットのインタビュー。個人的にはSiriやアレクサ、そしてPepperが登場した頃のような衝撃はなかった。

むしろ、ChatGPTがヒューマノイドになることによって、より人間の五感の重要さが強調される気もしている。

このヒューマノイドは見ることも食べることも嗅ぐことも触った感覚も無い。加えて動くことも。出来ることは聞くことと話すこと。

その感覚だけで「米津玄師の曲を聞くと元気がでる」「インタビューは初めてなのでワクワクしてる」って言われても、、と思ってしまうんだな。

もちろん人間でも五感の一部を失った人は多くいるけれど、ヒューマノイドとの会話はなんだか「嘘くさい」という感想。

そんなことより気になったのは「人工脳」。

詳細はよくわかってないのだが、iPS細胞から脳細胞を作り、それに電極を繋いでコンピュータで学習させると簡単なゲームをこなせるようになる。

もしかしたら、人間の脳でも電極を繋いで学習させると受験のための詰め込む勉強はいらなくなるかもしれない。

20万年くらいかけて進化してきた人間の脳の秘密が、この人工的な脳によって解明されるかもしれない。そうすると現在爆発的に増加している認知症の解明ももっと進むかもしれない。

そう考えると、大量の言語を学ばせて繋いでいるだけのいわゆるChatGPT的な「人工知能」よりも後者の「人工脳」の方がはるかに興味深いのである。


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