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今週のこころに残ったことば「月は3日で行ける。修学旅行感覚で」

NHKオンデマンドで『ヒューマニエンス 40億年のたくらみ』という番組を観た。テーマは”宇宙体験”

人類の次なる野望は火星移住。2030年代後半には最初の有人火星探査が行われるとのこと。

何故そこまでして移住するのか?キーワードは多様性とサステナブル。うーん、どこかで聞いたことのあるワード。こんなところにもSDGs。結局、地球に人が多くなりすぎて住みづらくなってきたから手つかずの新天地を求めるんかい。

火星移住は生命の進化上一大エポックと言われているが、単純に考えると新大陸発見のようなもの。文明以降の人類(だけ)の歴史をごくざっくり言い表すと「宗教(思想信条)の対立と領土の奪い合い」。現在でもこれは続いている。

ただ、これは生物の進化上必然なのかもしれない。

というのも、20万年と言われる人類の歴史の時間軸を長く引き伸ばして、40億年という生命の歴史を考えてみるとまた違った考えになってくるから。

まず海で誕生した生物は、進化を繰り返し、一部が陸に上がった。それから地球上の至る所に適応し、現在に至る。

同様に人類(ホモ・サピエンス)もアフリカで出現し、世界中に散らばった。存在するかわからない大陸を目指し、海を渡ったものもいるだろう。

そう考えると、火星移住は必然の流れなのかも。

ただ、面白いのは3回も宇宙に行っている野口聡一さんも日本の火星移住研究の第一人者の方も火星には行きたくないと仰っていたところ。

野口さんの理由がタイトルの「月は3日で行ける、修学旅行感覚で。でも火星は6ヶ月かかる(行って帰ってくるのに少なくとも3年)。ので行きたくない」好奇心旺盛に見える野口さんでもそんなもんなのか!

長ーい未来を考えると、火星に移住し、そのまま適応していくのだろう。だけれども、近い未来では火星の領土を巡って争いが始まる。まあ、これが必然だと考えると、なるようにしかならないんだろうな、と考えてしまった。

ただ、野口さんの夢、月に穴掘ってお風呂を作って「地球見酒」。これはやってみたいぞ。

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