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沖縄人であり日本人であり地球人であり

Kindleで出版したいなと思い立ち、同ジャンルの方々の本を読んでいました。
その中で「僕が旅に出る前に出会いたかったな」と思う本がありました。

単なる「良い思い出ができました」で終わる旅にはなりたくないと意気込んで僕も旅に出ました。
けれど何かテーマや計画性をを持っていたわけではなく、「とりあえず行っちゃえ!」と飛び出した旅でした。
それはそれで実のある旅だったとは思うのですが、何か旅後をイメージして、どのように活かすかを考えながら旅すれば良かったなと思うのも事実です。

この本はまだ読み切っていないので、また今度機会があれば感想なり書いてみようと思います。


今日は、本の中の一節だけ紹介させてください。

いま、僕たちは世界に「出る」ではなく、世界に「いる」という感覚を持つべきだとおもっている。
(「自分の仕事をつくる旅」より)

その感覚、旅人は体感をもってして理解しています。

僕が小学生だった頃、小学校の校区のみが僕の世界でした。
それが中学校に入学し、校区が広がり、隣町にも頻繁に通うようになり、僕がホームと認識しているエリアが広がりました。
それが高校になり、バスで通い始め、大学になり車を持ち始めると県内を軽々と移動できるようになりました。
そうやって気合を入れなくても訪れることができる場所は、単純な物理的な距離以上に近さを感じることができます。

旅人は国境をまたいでそれを成しているのです。
その感覚はきっとグローバル社会の今の時代では大きな武器になるのでしょう。


もう一つ話しついでに…
僕は旅をするときには基本陸路で移動します。
アメリカ横断の旅に出たときは”グレイハウンドバス”という長距離バスを利用していました。
アメリカを東から西へ陸路で渡った僕は、なんとなくアメリカのサイズを肌感覚で持っています。
「アメリカってだいたいあのくらいの広さだよね」って。
アメリカと相対することで、地球の大きさも想像しちゃいます。

いたって正確な距離感ではなく、自分の中だけで完結するなんとなくのサイズ感なのですが。
けれど「地球ってだいたいこのくらい」って感覚があるって、案外素敵なことだと僕は思っています。

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