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「好き」を仕事にすること

好きなことに対して努力することは、それを努力とも思わないくらい打ち込める。
そんな強みがあるのだと思う。
サッカー少年だった僕は、何時間もリフティングした。
ボールを蹴ることが楽しくてしょうがなかったから、それが練習とも思わず、ひたすら夢中になってボールと戯れていた。

”好きこそものの上手なれ”ということだろう。

だから好きなことは人より上達も早い。
ということは”好き”を仕事にすることは、至極まっとうで、それが出来る人は幸せのように思う。


一方、イチローが子ども達の質問に答えるという動画でこんなことを伝えていた。
寿司が好きで将来寿司屋を開きたい、という夢がある子どもに対して、こんなふうなことを言っていた。(正確なセリフではありません)


好きなことが仕事になると大変なことがほとんど。
心から楽しめなくなるという時がくる。
それを覚悟して頑張っていく覚悟が必要。
子どもの時に好きでやっていた野球だったけれども、プロとして野球をしていた時は子どもの時と同じような楽しさはなかった。
上手くいったときの快感は言葉に表せきれないだけれども。


夢を追うことは素晴らしいときらびやかにメッセージを送るでもなく、子どもに対してもキレイごとではなく、リアルな言葉を投げかけるイチローが印象的でした。

妥協をしない仕事は苦しい。
正解はなく100点もない。
いつでも今のベストを出すしかない。
毎回それができるとも限らないから、「プロとアマの違いはアベレージの高さ」という人もいる。

物書きをしてお金をいただく、という生き方を目指している僕は、毎日投稿するnoteに既に四苦八苦だ。
それでも、人の人生に差し色をいれることができる文章を目指して、仕事とする覚悟を決めようと思う。
イチローが子どもに向けた言葉は35歳のおっちゃんにも響いた。

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