脱稿&…【エッセイ】

  以前言っていた、居住地の新聞の文学賞の応募作品をやっと脱稿した。締め切りは明日。今日仕上げて郵便局へ投函した。
 趣味でやっているのになかなか精神を追い詰められた。それは「趣味なんですけど」と言いながら、どうにか
これで食べていけたらな…という囁かな欲望があるからだ。書く度に悩んで悩んで、ごぼうをささがきにするように、精神を薄く削ってワードに打ち込んでいる。

 出来は正直微妙だ。
 いつも何かに投稿するときに妹に原稿を読んでもらうのだが、辛辣でごもっともなご意見ばかりを頂いた。

 話の緩急が緩すぎる。全体的に凪だ。それに展開が読める。見たことあるような要素の詰め合わせ。まあでも面白かったけど。

  妹は優しいので、最後に「まあでも面白いよ」と締めくくってお姉ちゃんを励ましてくれる。ありがとう。
 なんとかひっかかりますように……。今回は本当に自信が無い。南無三!

 私はシンプルにメンタルが弱い。
 昨今の世界情勢で、一気に気分が奈落まで落ち込んでいる。SNSやニュースを見ると、本当に心が苦しくなる。
 でもその「辛い」「苦しい」という素直な正直な気持ちも、どこかでストッバーがかかる。
 いちばん辛いのは、侵略されている国の人々であるから、(対岸の火事とは思っていないけども)第三国の一小市民が、辛いなんて言ってはいけない。
 そう思ってしまうから、自分の辛い気持ちを吐き出すのも憚られるのだ。
 
 物心ついてから、初めて目の当たりにする戦争に、毎分毎秒こうやってかなしい気持ちでいる。
 どうかもうこれ以上、亡くなる人を増やさないで欲しい。話し合いでなんとかして欲しい。
 状況がこれ以上悪くなりませんように。祈りながら眠りにつく今日このごろである。

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