見出し画像

【北海道の田舎者視点のベストコンサート-国内編 1/5】ブラ1とコバケンさんの魅力

小学2年からクラシックファンの私。でも北海道のど田舎に住んでいる私にとって、都会の人たちのようにいろいろなオケの演奏会にいけるわけではありません。ですのでこれまで行ったオーケストラの演奏会は人生の一大事で、それ故にそれぞれのコンサートのプログラムを几帳面にとってありました。この度そのプログラムを整理している過程で出てきた田舎者の私の立ち会った国内の珠玉のオーケストラ体験をこれから1日ごとにベスト5で紹介させてください。(私の備忘録も兼ねて)

衝撃のブラームス交響曲第1番との出会い

今回は1991年で私が14歳のとき。両親が音楽家だったこともあって、小さな頃からオーケストラのコンサートは欠かさず連れ行かれていましたが、小2の時にサイトウキネンのブラームスの1番をテレビで見た時以来、すっかりブラームス交響曲第1番と小澤征爾さんの虜になってしまっていた私。そして、とうとう地元でブラームスの交響曲第1番が演奏されるということで、生でのその曲は初体験、ワクワクが止まらなかったコンサート。演奏はその時まで毎年のように地元に来てくれていた小林研一郎×日本フィルで、プログラムは魔弾の射手序曲に、モーツァルトの交響曲40番、そしてブラームスの交響曲第1番という、当時の私の大好物だらけ。14歳といえば中学2年の私だったのですが、意外にも印象に残っているのはブラームスではなくて、最初の魔弾の射手序曲。小林研一郎さんのものすごい集中力と息遣いや唸り声に呼応する日本フィルの演奏にのっけから度肝抜かれ、腰抜け状態。それだけでお腹いっぱい、胸いっぱいになってしまって、本当に楽しみにしてたブラームスの交響曲第1番が演奏される頃には放心状態だったのを今でも鮮明に覚えています。

画像1

画像2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?