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20歳で貯金ゼロの男とデキ婚しました。

タイトルを見て、20歳でデキ婚なんて
「どうせすぐ、離婚したんでしょ?」とか
「デキ婚なんて、印象が悪い」とか
そう思った人が多いだろう。

期待を裏切るようで悪いが今でも結婚生活は続いている。結婚して22年が経った。
自分でも長持ちしているな。と関心する。

私は22歳で結婚したい。という夢があった。
相手がいた訳ではない。
ただ、、、

”結婚”という響きが好きだった。
好きな人とずっと一緒にいられるなんて
幸せ。って思ってた。
まだまだ若かったのだろう。

デキ婚する気なんて更々なかった。

だが、一気に変化が訪れる。

18歳の終わりが近づいた時に彼と出会った。
出会いは友達の紹介で男女数人でカラオケに行くというよくあるパターンだ。

私は彼のことなど眼中になかった。

カラオケが終わり帰ろうとした時に
今みたいににスマホでLINE交換なんてできなかったから電話番号を書いた紙を渡された。

正直、嬉しくともなんともなかった。
紙を捨てようかさえ思った。

それから1週間が経過。

私の職場の先輩に経緯を話した。
そしたら、「相手は電話を待ってるからした方がいいよ。」と言われた。

先輩の言う通りに電話したのが始まりだ。

2人で会うことになり、付き合うことに。
彼は母親しかおらず、諸事情で一人暮らしをしていた。以外としっかりしてるように思えた。

少しずつ自分の中で”結婚”という言葉が頭をよぎるようになる。付き合いだして1年半が過ぎた頃、妊娠が発覚!

彼にすぐ伝えた。すぐに「結婚しよう」という
言葉が返ってくると思っていたが、違った。

「少し時間が欲しい」と言われた。

私は「時間が欲しいって何よ!!!」って
思いながらも2週間の期限を与えた。

その2週間の間にも赤ちゃんは大きくなっているのだ。

2週間後、結論を聞く為に2人で会った。

どんな結論に至ったのだろう。と不安ながらも
聞いてみると、まだ結論はでていなかった。

「お腹に子供がいるのにどうするのよ!」
「結婚しないなら、産まずにもう別れる。」と
勢いあまってそう言った。

彼はあたふたする私をなだめ
「簡単に結論を出すことができない。」と言い
結論はまた保留になった。

数日後、「ちゃんとした父親になれるかわからないけど結婚しよう」ということになった。

私の両親に挨拶にいくと母親は反対した。
父親は孫ができることを喜んでいた。

母親がなぜ反対したかは、大体予測がついた。
彼の母親は2回離婚していて、大病を患い働けない為、生活保護を受けて生活していたからだろう。

私は相手の親のお金で生活するわけじゃないし、
そんなことは関係ない。自分も働けるまで働いたらなんとかなる。と思った。
そして、渋々、母親は結婚を認め入籍したのだ。

彼の家庭環境から結納、結婚式はなし。
写真ぐらい撮った方がいいという両親の意向で
2人で写真だけは撮った。費用は私の両親が負担した。

私は彼が1人暮らししている部屋に引っ越し、
新婚生活が始まるが入籍して義母から渡された
旦那の通帳をみて驚くことになる。

タイトルにある通り、旦那には貯金が全くなかったのだ!

せめて数十万ぐらいはあるだろう。と勝手に
思っていたが、

貯金がゼロだったのだ!

もう、入籍はしてしまった。
あと戻りはできない。
私は妊娠7ヶ月ぐらいまで働いた。
自身の母親には妊娠したら、仕事は辞めるものだ。と小言を言われながら。

当時の旦那の手取りは15万。私は11万。

節約に奮闘する日々が始まる。



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