短歌人8月号

あじさいに一眼レフを向けているわたしの写真を撮る人がいない

さみしさをごまかすためにつづけてる会話の中身に意味なんてない

目の悪いわりにこまかい文字を書くわたしの手紙はとても読みづらい

道をゆく誰とも服が完全に同じではないことが不安だ

いつかみんないなくなるってこと以外なにも考えられなくなった

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