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ユーレイデコ2話 物語制作者のための分析

●今回の特徴

2話も上手く、飽きさせないように一幕を引きのばしている。二幕に入るのかい?入らないのかい?どっちなんだい!?筋肉ルーレット!!!
ちなみにまだ入らない。

一幕を引き延ばすのにかなり参考になる作品。
一幕の中に一幕限定の問題とか解決を盛り込みつつ、メインプロットとちゃんと関係しているの凄い……凄くない?

●2話の構造抽出

・相棒が敵=「やりたいこと(目的)」から情報を奪い、主人公と共に逃げる。※追いかけっこの法則

・主人公は伏線的なアイテムを託され、相棒と一旦分かれて逃げることに成功する。

・相棒視点
相棒は「やりたいこと」の後始末を押し付けられ、警察組織に追われるなどして逃げている。警察と対峙する時に一瞬相棒の正体をにおわせる

※この作品の例)「市民登録データがありません!」「ユーレイか」

・相棒は警察から逃げ回る。(追いかけっこの法則)

・主人公視点
日常。インサイティングイベントの痕跡がなく、その謎の探しに行く。
伏線的なアイテムはよくわからないのでとりあえず持っておく。痕跡は見つからない。

・Bパートキャラが相棒の消えた場所で一瞬現れる。


・謎がとけないまま、インサイティングイベントにぶち当たったのとおなじシチュエーション。今度こそ眼科へ行くシーン。
ここで非日常への足掛かりである「壊れた目」を直すかどうか迫られる(問答
問答パートだけど、主人公は速攻で直さないことを決める。

・父と母が非日常に関わる仕事をしていて、主人公はふとしたきっかけで仕事に触れることができる。
そこで謎が解けるかもと両親に隠して仕事場に潜入。(冒険の予兆
※この辺からじわじわ非日常が確実に迫ってくる。

・両親の仕事場で非日常に振れる。
少し前のシーンで一瞬出てきたBパートキャラが危険人物みたいな情報をちらっとみる。
探していたインサイティングイベントの謎が解ける。その非日常が主人公の信念の逆鱗に触れる。さらに勝手に見たため、両親と揉める。

・一人部屋にこもっているときに、ここで伏線的アイテムの使い方をふとみつける。
そこでインサイティングの痕跡(相棒の居場所)を見つける。
居場所までの道を楽しむ。(主人公の二幕前の冒険

・相棒の居場所直前で、Bパートキャラと出会う。
「●●「相棒の名前」はどこだ?」
※両親のシーンでこのキャラは危険かも、と知っているので主人公は焦る。

主人公はどうなっちゃうの?って引きで2話終了。



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