ブッチギレ!9話 物語制作者のための分析
※重要な定石やテクニックは太字です。
※途中の~%は物語中の経過地点です。
●今回の特徴
・クライマックスへの足りない部分を補う回(つまりは説明回)
一旦大きいイベントが終わったので、ゆるりとした構成。伏線を回収しつつ今後の伏線をはったり、説明したりして、一話だけでは抽出して応用するような流れは恐らくない。
物語全体でみると大いに意味がある回。(最終回後にまとめる)
※前回までのサブプロットAのメインキャラ=キャラA
サブプロットBのメインキャラ=キャラBと書きます。
●構造抽出
・前回の戦いの最中、敵大将が主人公に言われた事(仲間になれ)を思い出しているが、信念を曲げないことを示すシーン
・それぞれが街を救うために翻弄する。
その最中で敵組織への情報をふとしたきっかけで得ていくキャラ、キャラBは支援者と親交を深めつつキャラBの生い立ちを紹介、替え玉になった事を良く思う、などのイベントがある
※前回までと同じで視点変更を多用しながら
35%
・主人公とキャラAの関係修復を見せるシーン
これまでにあった二人のわだかまりをすっきりさせるイベント。
キャラAの過去を主人公がきちんと知る。そこにアドバイスし、価値観が良い方へ方向転換される。
※アイテム(何人きったか)を上手く使ったり、今後の伏線(敵大将の嘘の癖)もはる。
50%
・敵大将のシーン
ラスボスっぽい奴に任務を受け、重要人物を殺しに向かう敵大将。
そこで相手にメイドの土産として組織の目論見を話すことで、視聴者に説明する。
敵大将は任務は達成するが、殺す前に相手に言われたことが胸に刺さり、自分の信念に多少の揺らぎが生じる。
90%
・序盤にあったシーンの、敵の情報を得たキャラが上司に報告。一旦保留をする
・重要人物が殺されたことを上層部から聞かされる主人公
そこで重要人物が残した手がかりをもとに、タイムリミット付きの任務を言い渡される。
引き
9話おしまい
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