ユーレイデコ4話 物語制作者のための分析
※定石やテクニックは太字です。
●4話構造抽出
・少し未来からのシーン
・死んだと思われた主人公と相棒は、仲間(キャラBなど)と共に別の場所で生活をしている。
・いつから、そこで、どんな理由で、どんな生活を送っているか簡単に描写される。仲間たちと共に組織として仕事している。どんな仕事かも説明がある。
・主人公は相棒やその仲間たちと同じ身分、存在になる。死んだことになっているので、追手が来ない。
・組織の目的は主人公と相棒の疑いを晴らすために、それに関連していそうな仕事を請け負うもの(メインプロットの目的)
つまりここから完全に非日常(二幕)へ
(全体の約30%)
・今までの日常と違いかなり不便(二幕からは主人公にとってガラッと環境が変わる)
好きな事も得意な事もやりにくいが、主人公は前向き。
・組織へ依頼がくる(依頼者)
訳アリの人から、人探し依頼。しかしあまり請け負いたくない事情。
目的に関係があるかもしれないが、仲間は拒否(問答)
しかし主人公は勝手に引き受ける
そのため、一人で依頼をこなすことになる
(全体の約50%)
・仲間の一人から任務に使えそうな試作品のアイテムをもらう(支援者)
・任務開始。(お楽しみパート)
・移動の途中でたまたま日常パートのキャラを発見(50%付近の日常と非日常の交差)
が、ここで特にイベントはない。日常パートキャラは主人公が消えて何カ月もたつのにそっけない。主人公は前の日常をちょっと寂しがるが、すぐに任務へ戻る。
(全体の約60%)
・任務の途中、日常パートキャラが素っ気なかった理由の説明がある。(この話では、悲しい出来事は町を統括している組織に削除されて、皆だんだん忘れていく)
その理由の原因が、主人公の親の仕事関係で、さらに親が直接関わっていたことがわかる。
もっと調べようとしたらトラブルでやむなく逃げる。(このトラブルのせいで素性がばれそうな伏線)後半のピンチポイント。
(全体の約70%)
・任務から帰ってきた主人公は仲間のキャラBへ、この任務で気づいたもやもやをぶつける。このもやもやは、「この世界は間違っている」くらいの大規模な話で、作品のテーマにもなる。
・仲間たちに秘密で抜け出し、依頼の証拠を握っていそうな両親の元へ忍び込む。
見つかりそうになるが、なんとか任務達成のアイテムと、メインプロットに関係する別の貴重な情報を入手する。(クライマックス)
※両親が主人公の死を嘆いている所を、主人公は陰から見てしまう。今は戻れない、と振り切って仲間の元へ戻る。
・任務達成(解決)。
依頼者から感謝される。しかし本来の目的と関係なかったので、主人公はちょっとへこむ。
が、一緒に持ち帰った重要情報が本来の目的への手がかりになる。
(こうして 上手く行く→失敗→手段変更、を最後まで繰り返す)
(全体の90%)
・今回の任務で目的達成への決意を深める
(この話では、日常の友達や親に忘れられないためにも、早く真犯人を見つけて日常に戻ることを決意)
(全体の90%~95%)
・最後、相棒が謎の生き物を捕まえて、次回へ持ち越し(引き)。
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