ユーレイデコ8話 物語制作者のための分析
※重要な定石やテクニックは太字です。
※途中の~%は物語中の経過地点です。
●今回の特徴
・メインプロットを進める回
わかりやすいフラグが乱立。
チーム物の場合、物語的に二幕後半あたりから、解散危機が訪れるのは定石。(外的圧力のバージョン、内部発端のバージョンもある)
●構造抽出
・仲間(以下仲間B)がメインプロットに関わる重要な手がかりを真剣に研究している。(これは前回の任務で得たもの)
・別シーン
主人公が仲間(以下仲間A)の仕事の手伝いをしている最中、仲間Aの知り合いに会う。その知り合いから仕事の良い話を聞く(冒険の誘い)
約10%
・別シーン
相棒と仲間Bが手がかりをもとに情報を捜索している。
上手くいかないが、情報屋からヒントをもらいつつ進めていく。
そしてメインプロットを進める情報を得る
そこに主人公と仲間Aが現れ、知り合いに聞いた話が本当か確かめてもらう。さらにそれだけではなく、もっとメインプロットを進めるものが手に入る。
仲間たちは知り合いの情報元をもとに任務を進めることにする(プロットポイント1)
約40% 二幕へ
・任務は特定の場所に訪れるものを、敵より先に得る事(目的)
・別シーン
仲間Bの様子が変な事に主人公が気付く(伏線)
・次のシーン
壮大な計画なので、過去の仲間を集まる。
仲間たちと計画を練り、計画遂行の練習をする。うまく行きそうな雰囲気。
約50%
※壮大な計画の場合、前半まではうまく行くパターンが多い
・主人公が仲間Bの様子が変な事を仲間Aに相談
そこで仲間A、Bが仲間になった馴れ初めを知る。
仲間Bを少し知ることで、何故自分たち(主人公と相棒)と目的一致(ラスボスを探す)しているのかの謎も深まる。
(この話では、主人公と相棒は濡れ衣を晴らすためにラスボスを追っているが、キャラBはそれに協力するような性格ではない)
約65%
・任務開始
計画通りに進み、作戦は成功する。
主人公は初めて仲間全員が一致団結したことも喜ぶ(フラグ)。
・組織に帰って成功を喜ぶが、苦労して手に入れたものは結局なにもわからずくたびれ儲けになる。(キャラBが調べて皆に報告する)
プロットポイント2
80%
・主人公が仲間Bの様子がおかしい事を相棒に相談し、夜な夜な様子を見に行くと、実は手に入れたものを独り占めするためにキャラBが嘘を吐いていたことが判明。
主人公含め仲間全員は仲間Bを咎める。
仲間Bは全員を利用していたことを告白し、組織の解体を告げる(クライマックス)
8話おしまい
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