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こういう店がバンコクにあったらいいのに「羊肉酒場 悟大 水道橋店」

 数年前に水道橋の「羊肉酒場 悟大」に行った。たまたま雑誌かなにかで見て、地元の友人を誘って行ってきた。ボクは小さいころはあまり肉を食べなかったが、肉の味に目覚めたのが幼稚園くらいからで、それがジンギスカンだった。羊肉がボクの中では肉の原点で、マトンやラムの独特の臭いが今も好きだ。タイではあまり羊肉を見かけない。最近はジンギスカン店も日本から進出してきてはいるが、これといって感動的な店に出会っていない。こういう悟大みたいな店がバンコクにできたらいいのにと思う。

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 悟大はメディアに紹介されたからなのか、とにかく混んでいるという印象だった。ほとんど予約席で、飛び込みでは入れないほど。たまたま予約をしていたので、我々は入れたものの。

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 友人は待ち合わせに1時間遅れてきた。あれはなんだったのだろう。会社員なので一応終わりの時間を聞き、十分間に合う時間で待ち合わせをした。そして、友人も水道橋にはちょっとだけ遅れて来たのだが、駅から迷いに迷って、店に着いたのが1時間遅れだったのだ。本稿下部にマップをつけているが、あの距離感で迷うかな。地図を読めないなんてあるんだろうか。2016年だったので、スマホでGoogleMapも普通にあるわけだし。

 ちなみに、その次の年かな、ボクはその友人らの集合に2~3分遅れただけで置いてかれた。ぶっちゃけ、そのわだかまりは今もボクの中で燻っている。

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 それはともかく、こういう七輪がある店っていうのはワクワクする。居酒屋、焼肉屋、どこも「よし、食ってやる! 飲んでやる!」という気分にさせてくれる。

 バンコクだと「大枡」がその典型かな。スリウォン通りのソイ・タンタワンにできたとき、なんていい店だと思ったものだ。社長が台東区辺りの下町の生まれのはず。だから、その点で言っても、ボクの感覚にマッチするのかなと思う。

 大枡のテーブルは最近の浅草とかアメ横にある居酒屋のようにビールケースを改造しているというか。それに、テーブルにドンと七輪があって、換気ダクトで向かいの人の顔が見えないという。商談にはまず向かない感じもいい。

 今もまだあるのかわからないが、大枡のビールもよかった。バクダンって名称だったかな。生ビールのジョッキに、ショットに入った電気ブランをショットグラスのまま沈めちゃう。酔うね、あれは。でも、ああいうのが好きだ。

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 当たり前だけれども、悟大の魅力は羊肉の種類の豊富さとおいしさ。基本ラム肉だったはず。マトンもあったかな。

 ボクとしてはマトンも悪くないと思う。あの臭みがなんともいえない懐かしさを感じさせる。おそらくだけれども、ボクはたぶん臭いに関しては感じ方が人と違うみたいで。まあ、これについてはまたいつかどこかで。

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 こういうワクワクする店、バンコクにできないかな。庶民でも行けるようなレベルの金額で。最近の店は高いから。もうちょっとリーズナブルであるとありがたい。

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 そうそう、そしてこうやって生ビールや酎ハイのほか、ホッピーもいい。バンコクにホッピーってあまりないというか、まったくないような気がする。見たことがある気もするけれども、たぶん、ない。だから、東京に来たらなによりもホッピーを飲みまくったりするわけで。

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 そういえば、悟大で会計して外に出たら、店員の女の子が外まで見送りに来てくれて。結構かわいい子で、19歳くらいって言ってた。日本の飲食店でこんなの初めてだ。なんか日本も捨てたもんじゃないなって思った。

 画像はボクが行ったときのもので、すでに4年が過ぎている。ネットで見る限りではまだちゃんと営業しているみたいなので、次の日本滞在ではここに行きたい。

 場所も駅に近くて超便利だ。東京ドームに行くよりもずっといい。

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