「半導体・電子部品」って、そもそも何?~高千穂交易がざっくり解説!~
筆者が高千穂交易に入社した際、同期に「採用面接で、高千穂交易の事業について何を話した?」と聞いてみたところ、8割の人が「セキュリティゲート」(万引き防止システム)と答えました。
筆者も同じです!
なぜなら「セキュリティゲート以外はよく知らない」からです・・
半導体、電子部品、スライドレール、ガススプリング・・・
正直、最初はエピソードもなく、詳しくもなく、語れませんでした。
これは、“高千穂交易新入社員あるある”かと思います。
ですが、語れなくとも、目の前の製品に入っているのが半導体・電子部品です!(もちろん、スライドレールやガススプリングも身近にあります。)
今回は、半導体・電子部品がいかに身近かをお伝えしたいと思います。
「半導体・電子部品」とは
まず、「半導体・電子部品」とは何でしょうか。
インターネットで「半導体」と検索すると、「絶縁体」「導体」等、専門的な用語を使用して説明がありますが、今回は専門的な説明は省きます。
半導体・電子部品とは、大まかに言うと下記のようなものです。
「電子部品:機器の制御や通信装置の部品」
「半導体:その電子部品の中で、計算や制御を行っている部品」
更に簡単に言うと、私たち高千穂交易がご提供しているものは、
・「緑色の板(基板)の上に載っている黒色や白色などの部品」
・「ケーブルを指すところ」
・「基板と基板をつなぐもの」
・「機器と機器をつなぐもの(無線・有線)」
などです。
一つ一つの部品単体でできることは少ないですが、
組み合わせることで複雑な処理を実現できるようになるのです。
半導体・電子部品は何に使われているか
世界中には様々な半導体・電子部品メーカーがあり、各メーカーで数十種類の製品群を持っているメーカーもあります。
1つのメーカーの部品を1つの決まった用途に対して提供するのではなく、1つのメーカーの部品が様々な用途に使用されています。
つまり、それぞれの電子部品は必ずしも特定の機能専用の部品というわけではなく、同じ電子部品でも使い方によって、様々な機能を実現することができます。
ここからは例として、3つのメーカーの製品とその主な用途についてご紹介します。
① Monolithic Power Systems社製品
Monolithic Power Systems(以下「MPS社」)というメーカーは、光や音、温度などをデジタル情報(数値や記号であらわすもの)に変換・制御するアナログICという製品を製造しています。
アナログICは「基板の上に載っている黒い部品」に該当します。
MPS社の製品の用途は幅広く、デジタルカメラや電気工具等の小型製品や、家庭用プリンタやテレビ等の家電製品、計測機器等の産業機器製品にも使用されています。片手サイズの製品から中型製品くらいまで、全くジャンルも大きさも違う製品の中で活躍しています。
② Nuvoton Technology Corporation Japan社製品
次に、Nuvoton Technology Corporation Japan(以下「NTCJ社」)です。
NTCJ社は、マイクロコントローラという電気機器を制御するための極小コンピュータのような製品や、人の状態や取り巻く環境の変化を検知する製品、光を信号に変えるといった人の目の網膜のような役割をするイメージセンサなどを提供しています。
こちらも「基板の上に載っている黒い部品」に該当します。
NTCJ社の製品は、ミシン、遊技機、カーナビゲーションなど、とても身近な製品に採用されています。もしかしたら、皆さんの周りにもNTCJ社が使用されている製品があるかもしれません。
③ Interlink Electronics社製品
最後に、Interlink Electronics(以下「Interlink社」)です。
Interlink社は手で押す、液体や気体の圧がかかる等の圧力を検知するセンサデバイスメーカーです。こちらは「基板の上に載っている薄型部品」です。
パソコンのタッチパッド部分や愛玩ロボットに採用されるなど、人が触れる部分に使用されています。また、研究用として大学などからお声がけいただくことも多いです。
高千穂交易の役割
私たち商社は、こういった部品をメーカーから仕入れて、お客様の指定された工場(国内外問わず)へ販売しています。ただ決まった製品を決まったお客様に販売しているわけでありません。色々な製品を組み合わせ、新たな用途をお客様と一緒に模索しながら活動しています。
小さな緑色の板の上にはたくさんの努力と技術が載っているのです。
おわりに
今回のこの内容を読んでくださった方の中から高千穂交易に興味を持ち、入社面接で「半導体・電子部品」について語ってくださる方が一人でもいたら嬉しいです。
ご興味がありましたら、是非お気軽にお問合せください!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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