日本：東京商工リサーチのレポート：2024年1-6月「負債1,000万円未満」倒産 261件 2010年以降で3番目の高水準「破産」が約98％
こんにちは！個人投資家のTAKA Chanです。
表題の件で、2024/07/16に東京商工リサーチが出しているレポートの要約です。
記事要約
2024年上半期「負債1,000万円未満」倒産状況
倒産件数
全国企業倒産（負債1,000万円以上）：4,931件
負債1,000万円未満の小規模倒産：261件（前年同期比6.9％増）
2010年以降で3番目に高い水準
影響要因
円安による物価高
人手不足
ゼロゼロ融資返済
企業収益の悪化
産業別倒産件数
サービス業他：119件（前年同期比8.1％増）
小売業：39件（同30.0％増）
建設業：35件（同14.6％減）
倒産原因
販売不振：165件（同10.3％減、構成比63.2％）
資本金別倒産件数
資本金1千万円未満（個人企業含む）：242件（前年同期比6.1％増、構成比92.7％）
倒産形態
破産：255件（前年同期比6.2％増、構成比97.7％）
特別清算：5件（前年同期比400.0％増）
消滅型倒産（構成比99.6％）
背景と今後の課題
コロナ禍の資金繰り支援終了や縮小
業績回復の遅れや新たな資金調達の困難
取引先や顧客との価格転嫁の難しさ
倒産や廃業を迫られる企業の増加
政府や金融機関による再生や廃業支援の必要性
このように、2024年上半期の「負債1,000万円未満」の倒産件数は増加傾向にあり、特に小・零細企業が多くの課題に直面していることが明らかです。
以上となります。