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FACT SET、2024年6月7日版:S&P500最新情報、要点報告


こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。
2024/06/07版のFactSetレポートです。

FactSetレポートは、世界中の投資家や金融機関に利用されている、米国株投資に役立つレポートです。
米国株投資にたずさわる方は読んでおいて損はありません。


大雑把なポイントを要約していますのでご覧ください。
それではどうぞ!

原文レポートはこちら

https://advantage.factset.com/hubfs/Website/Resources%20Section/Research%20Desk/Earnings%20Insight/EarningsInsight_060724.pdf?hsCtaTracking=31d0f488-5c02-4193-b93b-f1708067f4fa%7Cb994622e-6b82-4c98-ad34-76c848088314


◆レポートが伝えたい主要な事

FactSetの2024/06/07の「Earnings Insight」レポートの要約は以下の通りです。

  • EPSと収益サプライズ

    • S&P 500企業のうち79%が予想を上回るEPSを報告し、61%が予想を上回る収益を報告。

  • 収益成長率

    • 2024年第1四半期のS&P 500の収益成長率は5.9%。これは2022年第1四半期以来の最高成長率。

  • ガイダンス

    • 2024年第2四半期において67社がネガティブEPSガイダンスを、44社がポジティブEPSガイダンスを発表。

  • バリュエーション

    • S&P 500の12ヶ月先の予想PERは20.7で、5年平均(19.2)および10年平均(17.8)を上回る。

  • リセッション言及

    • 2024年第1四半期の決算説明会で「リセッション」に言及したS&P 500企業は29社で、これは5年平均(83社)および10年平均(60社)を大幅に下回る。

  • セクター別の業績

    • 情報技術(IT)セクター:NVIDIAの業績が主要な成長要因で、全体の収益成長率は25.3%。

    • 通信サービスセクター:収益成長率は33.8%で、AlphabetとMeta Platformsが主要な貢献者。

    • 公益事業セクター:収益成長率は31.5%で、電力会社が主な貢献者。

    • 消費者裁量セクター:収益成長率は25.0%で、Amazon.comが主要な貢献者。

  • EPSサプライズの影響

    • ポジティブなEPSサプライズを報告した企業の株価は平均0.9%上昇。ネガティブなEPSサプライズを報告した企業の株価は平均2.8%下落。

  • 今後の見通し

    • 12ヶ月先の予想株価上昇率は10%と予測されており、特にエネルギーセクターの上昇が見込まれる。

◆各セクターの収益成長率の数字をまとめると以下の通り

  • 情報技術(IT)セクター:25.3%

  • 通信サービスセクター:33.8%

  • 公益事業セクター:31.5%

  • 消費者裁量セクター:25.0%

  • エネルギーセクター:-25.5%

  • 全体:5.9%

2024/06/07FACT SETデータより作成

以上となります。

決算報告に絞り込んだマガジンを作成しました。
よろしければご覧くださいませ。


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