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刺身居酒屋だんちゃんを、真面目に考察する

この記事内においては、かの店への過剰な持ち上げや誹謗中傷にはならぬように書いていきたい。

今回は、札幌すすきのにある、ノーマスク憩いの場として存在してきた居酒屋「刺身居酒屋 だんちゃん」について書いていく。

店と女将の主張の濃さにより方々に影響を与えてきたこの店について、
「この店が受けている純粋な評価」
「この店の今後の考察」
を書いていきたい。

なお、本当は店で実食したうえで味まで評価したかったが、行くことが叶わないことをご了承いただきたい。あくまで現在私が入手可能な情報からの考察にとどまるものだ。

また、途中から有料記事としているのは、特に今後については踏み込んだ考察となるためだ。読んだ後に返品しても構わない。

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コロナ禍以前のだんちゃん

そもそもこのnoteを書くきっかけになったのは、コロナ禍以前のだんちゃんはどんな評価がなされていたのか知りたくなり、ネットの口コミを探したことだ。

何故コロナ禍以前の情報に当たろうとしたのかといえば、女将がマスク有害説をとって以降は「ノーマスクの応援団」と「ノーマスク集団のアンチ」とが評価を荒らしてしまっているためだ。

店員の質の評価は、店の正確な形を証明しない。

となれば、有効な書き込みは2019年以前のものということになる。

しかし、情報数が少ない。

なんとか集めた口コミ、および店の公式サイトの情報を含めて揃えた結果、以下のようになった。

・昔からあるビルのB1F
・魚の目利きは良い
・手頃な価格(すすきの基準)で明朗会計
・家庭料理みたいのも出す
・アットホーム(たぶん、店の人が客に話しかける系の居酒屋)
・酒の情報が少ない

まず、看板たる魚介への評価は高い。
伊達に40年以上すすきので生き残ってはいない。
また、ホッケフライも美味…だが、サイズ感は「ホッケ」のイメージから期待してしまうほどのものではないようだ。

あと大きいカニを出すのも自慢だが、「カニは大きく身入りのいいものを出すから要予約、3人以上がおすすめ」とのこと。
これは非常に好感持てる。カニはスカスカだと美味しくないしね。

その一方で、それ以外の料理については波が激しい様子だ。
最近のブログになるが、料理のレビューが含まれるものがあった。

SNSでは女将の宣伝は重要なのだが、彼女の宣伝からは刺身とホッケのフライ以外が美味いという情報以外がなかなか出てこないという問題がある。

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店の強みを探る

居酒屋と一口にいっても、個々の店に期待されるものというのは異なるものだ。
だんちゃんのように店名に「刺身」を冠するなら魚介類の美味さが求められるし、「ワイン」を冠するならワインの品揃えとワイン向けのアテの美味さが求められる。

そこで、集めた情報を元にこの店の姿を整理していくことにする。

・立地
すすきのの一等地のビル。誰かのレポから当初奥まった場所だと思っていたが、ちゃんと調べたら北側の階段の前だった。
ビル内で夜の食べ飲み全般が完結できるので、バーやクラブに来く前の腹ごしらえ需要もあるだろう。

・店構え
座席数は25席。
店内写真からしても1~4人程度がメインで、団体の場合は貸し切りになると考えられる。過去のオフ会の情報からすると、15名ほどで貸し切りとなるようだ。

・売り物
刺身・魚料理がメインで和食寄り。
北海道っぽいメニューも出す。
それ以外のものも色々あるが、店の規模の割に扱う料理が多過ぎる節がある。

 ↓

★推定客層
・すすきのに来て魚介を食べたい道外客(not団体客)
・刺身の美味い店を知っている地元民
・大将・女将の人柄で来る地元民
・ビル内の他店へ行く前に夕食を食べる客

「人柄売り」は一見良さそうにみえるが、多少のアラなら目をつぶられてしまうという問題がある。おしどり夫婦を全面に出していることはそういう物語性を求める客に消費されやすい1面もあるだろう。

また、裏コンセプトに「居酒屋は食事とおしゃべりを楽しむところ」があり、いわゆる「黙食」との相性の悪さが見て取れる。

店の人としゃべりながら夕食をいただくような店というのは、職場から家に帰る途中などにフラッと訪れるような店に多いと思われる。駅の近所にあるような店だ。家庭料理のようなメニューへのニーズも高いところだ。

酒については、ビルにいろんな専門店(笑)があるので、それほど頑張らなくていいのかもしれない。飲み物が弱いと利益率に問題が出ちゃうんだけどね…。

試しに、縦横の軸をとってプロットしてみると、こういう風になるだろうか。金額は、得られたメニュー情報を頼りに、すすきのにしては安い、という設定にしてある。

食べ呑みと値段
店のサイズと地元客/観光客

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