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【2023年最新版】 性別変更の手続き 

こんにちは、こうせいです。
僕はこの世に女性として性を受けましたが、現在男性として生きてる25歳ftmです。

「性別変更の申請って自分でできるのかな..」と不安になっていませんか?

今回の記事は、性別変更の手続きをする上で知っておくと申請が楽になることをまとめました。

この記事は以下のような人におすすめです。
・自分で書類の申請をするのに不安な方
・遠方にお住まいで、書類の申請を早めに終わらせたい方
・手術は終えたけど性別変更の手続きがわからない方


この記事を読めば、手術後〜性別変更までの手続きの流れがわかります。
そして、流れがわかると事前準備ができるので不測事態にも対応できますし、不安なく手術日を迎えることができます。

今回紹介する内容はこちらになります。


それでは早速行きましょう!

性別変更の条件

性別変更をする上で絶対条件となります。

1.2人以上の医師により、性同一性障害であることが診断されていること
2.18歳以上であること
3.現に婚姻をしていないこと
4.現に未成年の子がいないこと
5.生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること
6.他の性別の性器の部分に近似する外観を備えていること

(裁判所のHPより抜粋)
https://www.courts.go.jp/saiban/syurui/syurui_kazi/kazi_06_23/index.html


戸籍上の性別が変わるまで


ホルモン療法などをしている前提で手術〜審判までをざっくりまとめると
下記の手順になります。

1.性別適合手術を受ける
2.性同一性障害の診断書を専門のクリニックなどで取得する
3.必要書類を裁判所に提出し、性別変更の申立てを行う
4.性別変更の審判を受け、戸籍を変更する

僕自身の経験を時系列ごとに紹介

手術3週間前  診断書の発行可能な病院を2件予約
手術2週間前  最寄りの裁判所へ必要な書類と費用のお問い合わせ       手術
2日後     ファーストドクターから診断書の受け取りに病院へ
3日後     セカンドドクターへは郵送で対応
4日後     戸籍謄本を取得
1週間後    申立書を記入し、裁判所へ郵送
2週間後    裁判所から書類の不備の電話があり、対応
3週間後    再度申請
4週間後    戸籍変更の審判
5週間後    戸籍の反映

事前準備〜裁判所へ申し立てまでの流れ

僕自身の経験からこうしておけばよかったという点も含め、一連の流れをまとめました。

①診断書が発行可能な病院を探す

「診断書」と聞くともう持ってるよと思う人も中にはいるかもしれません。
実は診断書は2種類あり、今回必要なのは戸籍変更用の診断書になります。
(参考までに下記リンクにて画像確認できます。)

https://www.mhlw.go.jp/general/seido/syakai/sei32/dl/040713a.pdf

厚生労働省のHPより

戸籍変更用の診断書は2名の医師によるサインが必要です。
どこにしていいかわからないという方は、ホルモン療法や診断書を発行してくれた病院の先生に相談してみるといいでしょう。
直前になるほど予約が埋まっていたり、場所によっては時間や費用がかかったりするので事前に問い合わせをしておくことをお勧めします。
※ファーストとセカンドで金額も変わります。


②裁判所へ費用の問い合わせ

必要書類と費用(連絡用切手)の確認をします。
HPに書いてあるものがほとんどでしたが、不足があればそれだけ時間がかかるので確認しておくと良いです。また、郵送での対応も可能ということでしたので住所や宛名も聞いておくとスムーズに対応できます。

③市役所で戸籍謄本の取得

自身が生まれた時から現在までの戸籍謄本(全部事項証明書)が必要です。
注意したいのが、本籍が県外の方、過去に引っ越しをされている方などは複数箇所から書類の請求をしなければなりません。
本籍がある場所に問い合わせれば郵送での対応が可能です。

④申立書の準備

裁判所のHPに申立書とその記載例が載っています。それをダウンロードし、コンビニでコピーしておきます。

⑤2名の医師から診断書を取得

手術を終えたら予約した病院を受診し、診断書の取得をします。
ファーストドクターへは自分史の提出や手術証明書の提出を求められる場合があります。予約の際に何が必要か確認しましょう。
病院によっては当日発行可能だったり、2週間〜1ヶ月後に再受診もしくは郵送対応になります。その後セカンドへ行き、ファーストと同様に対応します。

⑥裁判所に書類の提出

申立書、診断書、手術証明書、戸籍謄本、切手、収入印紙これらの必要書類をレターパックに入れ郵送もしくは裁判所に提出します。

まとめ

裁判所への申し立てまでの一連の流れがわかれば申請もスムーズに


①2名の医師からの診断書の取得


→予約をしておくと時間短縮になる。

②戸籍謄本の取得


→本籍が県外の方は郵送での対応可能

この記事では、性別変更の手続きをする上で知っておくと楽なことをまとめました。書類関係も早く済ませてしまいたいと思いつつも手順を調べるのにいろんな記事を読むのは疲れてしまいますよね。わからないと不安になりますし、対応慣れしていない場合は待たされたりとストレスが溜まる一方。。
術後は免疫力も落ちているので身体に負担がかかり、回復も遅れます。
だからこそ、できる準備は事前にしておいて、余裕を持った行動を心がけていきましょう!!あなたの新たな人生の幕開けを最高にするために…
皆さんの参考になれば幸いです。

※僕のやり方が全員に当てはまるわけではありませんのでご理解いただきますようお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

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