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【ハリポタ②】分詞構文

また、ダンブルドアの台詞から。

だって先ほどの【ハリポタ①】で引用した場面のすぐ後に出てきたものですから・・・

この魔法の液体を飲み切らなければいけない。でも、これを飲んだらどんな影響が出るのか・・・

"This being the case, Harry, it will be your job to make sure I keep drinking, even if you have to tip the potion into my protesting mouth. You understand?"

分詞構文は、二つの文を、接続詞を使わずに片方の文の動詞を分詞にしてなんとな〜くつなげるという文法ですが、例えば、

(他の時ではなく、)家へ帰っている時に、私は虹を見た。
When I was going home, I saw a rainbow.

これは接続詞whenで、しっかりと「いつ」を伝える文です。

それを、

家へ帰っててな、虹を見てん。のように、「家へ帰っていた」と「虹を見た」という、ほぼ同時に起こっていた二つの状況をなんとなくまとめて言うときに、

Going home, I saw a rainbow.

となるわけです。主語が同じなので、省略されます。

主語が違うと、主語は残り、動詞の部分は現在分詞(ing)に。文をつなげるなら接続詞を付けないとダメなので、「これはしっかりした文の形じゃないよ!なんとなくくっつけてんねん!」ということでingの形でぶら下げておく感じです。
(すみません、大雑把な説明で・・・)

だから、

"This being the case, Harry, it will be your job to make sure I keep drinking, even if you have to tip the potion into my protesting mouth. You understand?"

This being the case のThisは、「この魔法の液体を飲まなきゃいけないっぽい」っていう状況。これをちゃんとした文にしたら、多分、

If this is the case, こういう事情なら、

だと思います。

it will be~のitは、to make sure I keep drinkingで、「私が飲み続けるのを確認すること」を指します。それが君の仕事になるんだよ、って言っています。

"This being the case, Harry, it will be your job to make sure I keep drinking, even if you have to tip the potion into my protesting mouth. You understand?"
「こういう事情であるからには、ハリー、私が確実に飲み続けるようにするのが君の役目だ。たとえ、私の嫌がる口にその薬を注ぎ入れなくてはならないとしても」

そして、銀のゴブレット10杯分も飲み干すことになるダンブルドア・・・
どんな味だったのでしょう、おえええ・・・


最後までお読みいただきありがとうございました!


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