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公務員の6人に1人がiDeCoに加入してるってさ

iDeCo(イデコ)も、NISA(ニーサ)も、ようわからん。

そんな公務員が、私の周りにはたくさん存在する。

「公務員になれば、一生安泰だから。」

きっと、親からも、周りからもそう言われて、ここまで来たのだろう。

みんな仕事は一生懸命やるし、人間的に尊敬できる人も多い。
(もちろん、そうじゃない人にも高確率で遭遇する。)

今の職場の年齢層が高いせいもあるが、どちらかと言うと思考が停止しているというか、考えが古いというか、頭が固いというか、新しいものを取り入れない人が多い気がする。

だからなのか、iDeCoなんて自分には関係ないと思っているみたいだ。
(年金保険には入っている人が多いのは内緒)

でも、結論から言おう。
ある程度年収がある30代以降なら、iDeCoに加入するのがオススメだ。

まず、iDeCo(イデコ)とは、個人型確定拠出年金のことで、ようは、
自分で積み立てる年金で、積み立てた掛け金を運用するのも自分だ。

公務員は2017年から加入が解禁された。

公務員の掛け金は、毎月12,000円(年間144,000円)が上限で、最低5,000円から積み立てることができる。もちろん、途中で金額を変更することも可能だ。

そして、自分の掛け金は、自分で選んだ投資商品(投資信託等)で最低60歳まで運用する。もちろん、途中で投資先を変更することも可能だ。

iDeCoの利点は、2つ。

・掛け金を全額所得控除にできること。(年末調整で、税金が還付される)
・運用中の利益に課税されないこと。(通常の株式投資等は約20%税金を取られる)

iDeCoの欠点は3つ

・60歳になるまで、お金を引き出せないこと。
・損をすることもあること。(元本保証の運用先を選ぶと損はしない)
・引き出すときに税金がかかること。(控除があるから税負担は少ない)


正直、毎月12,000円を難なく、気にせず積み立てられるだけの収入がある人なら、欠点なんて無いに等しい。

それは欠点を補っても、おつりがくるぐらい利点が大きいからだ。

特に、掛け金を全額所得控除できるのが最大の魅力で、この所得控除による税金の還付があるからこそ、iDeCoに加入するべきなのだ。

とあるサイトから、所得控除のシミュレーションを勝手に紹介しよう。

年収650万円の公務員が、年間144,000円(満額)を積み立てた場合の、年末調整による所得税及び住民税の還付金額は、34,340円。

三井住友銀行「マネービバ」より


単純に考えても、毎年掛け金の20%分の税金が還付される計算だ。

よく考えよう。
毎年、掛け金の20%の利益が出るのと一緒だ。
投資のプロでも、毎年20%の利益を出すのは無理だろう。
投資の神様、ウォーレンバフェットの平均利回りと同じくらいだ。

だから、iDeCoとNISAどちらを優先するかと問われたら、60歳まで我慢できるなら、絶対iDeCoを勧める。

だって、投資先の利回りに関係なく、毎年20%が還付されるなんて、損するのが難しいくらい、イージーなゲームだ。

iDeCoとNISA、同じ金額を同じ投資先で運用したら、所得控除のおかげで圧倒的にiDeCoが有利になる。


資産運用を考えているなら、まずはiDeCoを攻略しよう。

年金と考えるから、ハードルが高くなる。

60歳まで引き出せない銀行口座に、
「毎月12,000円を貯金すると、年末に必ず3万円の現金が貰える」
と考えよう。(運用益はオマケだ)

こんなにおいしい話が他にあるか?

iDeCoを始めない理由が見つからない。

では、また。