【秘伝】自作マグライナー「タッチライナー」の作り方
撮影部の方には、おなじみ撮影専用台車「マグライナー」。実は自作で作れるんです!今回はその作り方をお伝えします。
撮影専用台車「マグライナー」とは?
マグライナー とは撮影専用台車。大きな撮影現場になると撮影部の人たちがよく使っている。
ただ専用品だけあって、かなりの値段がするマグライナー。昔調べた記憶では30~40万円とかしたと思う。
もともと個人で所有するようなものでもないし、値段もべらぼうに高い。
だけど、このタイプの台車って撮影には便利なんですよね。(でもホームセンターとかには売ってない…。)
このタイプというのは、
・2段になってる
・タイヤが大きい
ということなのですが、どちらかを満たすものはあっても、両方満たすものはない。
このタイヤが大きいというのが大事なポイントで、普通の台車だと悪路が無理なんですよ。
でもこういうタイヤなら、悪路も大丈夫。振動も抑えてくれる。
2段だと運べる量も多い。
めちゃくちゃ便利です。ただ値段が高すぎる。
ということで、ボクは
手作りしたw
ボクのあだ名は「タッチ」なので、この台車は「マグライナー」と掛け合わせて「タッチライナー」と仲間から呼ばれている。
ボクはカメラマンとして仕事をすることも多い。
最後に作り方も紹介します。費用は2.5万円ほどで作れますよ!(オリジナルの1/10以下の値段)
自作マグライナーを作ったきっかけ
元々、なぜこれを作ろうと思ったかというと、
ある撮影のとき、雪の日でグラインドに雪が積もってしまったんですよね。で、地面はぐちゃぐちゃ。
このとき、みんな荷物を下に置けなくて大変だったんですね。
それで「そういえば、ガチ撮影部の人たちってマグライナーってやつ使ってたなぁ」と思い出し、作ってみよう!と思ったわけです。
この台車があると、撮影がめちゃくちゃ楽になります。特に少人数のときは。
頑張れば、ここまで積んで運べる↓
まあこれは積み過ぎかw
自作マグライナー「タッチライナー」の詳細
砂浜も進める自作マグライナー「タッチライナー」の細かい部分を紹介していきます。
⬆︎カポックやフラッグは、こうしてゴムバンドで止めている。下を支えているのは、100均で買ったキッチンとかで引っ掛ける金具。
⬆︎ガチ撮影部の人から教えてもらったテク。何クランプというのか忘れたけど、ホームセンターにも売ってる工具を取り付けると、センチュリーやスタンドをここに乗ってれる。(必要なときだけ取り付ける)
⬆︎ドリンクホルダー2個付き。これは自転車用のドリンクホルダーを取り付けている。おかげでカバンに入れたりしなくていい。(夏の撮影時にはサーモスの水筒が大活躍する。)
また、ちょっとした三脚やスタンドなら、下を支えるもの(キッチンの洗剤置きみたいなの)を取り付ければ、収納できる。
⬆︎このタイヤのおかげで、砂浜でも進める(結構踏ん張るけど、、、)
⬆︎小型空気入れも備え付けてあるので、タイヤの空気がなくなっても現場で対応可能。
⬆︎一応、台車にモニターをくくり付けたまま、ワイヤレスでモニタリングができるようになってる(やや不安定なので、ここは今改良中)
あと赤丸で囲ったところは、カラビナなどで荷物をひっかけられるようになっている。
全体はアルミでできているので軽め。一人で車に載せられる重さである。でも腰を痛めないようにw(ギリ普通車にも乗る。うちはモビリオスパイク。)
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【本題】「タッチライナー」の作り方
さて、では本題の作り方!!
作り方は簡単。この台車を2つ買って、組み合わせるだけ!費用は2.5万円ほど。
制作過程の写真がないので、言葉での説明になってしまうけど、
単純にこれを上下に組み合わせれば良い。
そしてパンチカーペットを貼り付ける。(貼らなくてもいいけど、貼るとそれっぽくなる。)
取っ手は元々外れるようになっている。
ただ1点だけ難関なのが、上段に取り付けるアルミ板はタイヤを取り外さないといけない。前方のタイヤはネジで外れたはずだが、後方のタイヤはアルミの溶接された部分を切らないといけなかった。
ボクはそこは実家で父にやってもらった。
ここだけは大変ですが、DIYが得意な人はいけると思う。
タイヤはスペアとして保管しておくのも手です。ボクも一度パンクして、取り替えた。
あと補足としては、多分この台車農業用?なので作りが精密でないせいか、取っ手を両側から入れるときにかなり力を入れた気がする。
注意点はそのくらい!
クランプとかドリンクホルダーとか諸々は、ご自身のスタイルに合わせて取り付けてみてください!!
みなさんのタッチライナー誕生を楽しみにしています。笑
その暁にはぜひご一報いただけると嬉しい…。