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【#23,愛媛vs東京V】東京VのCKを超分析!【セットプレー】

コーナーキックの分析を書きます。

・試合データ

2021明治安田生命J2リーグ
第23節
2021年7月18日(日)
19:00 kick off
@ニンジニアスタジアム
愛媛FC vs 東京ヴェルディ
2-2
得点者:
5’   近藤貴司(愛媛)
21’    ンドカ ボニフェイス(東京V)  
38’    オウンゴール(東京V)
90+1’     榎本大輝(愛媛)

21分に決まった東京ヴェルディのコーナーキックについての分析します。

・ゴール動画

ハイライト映像(ゴールシーンは0:39~)

・選手の立ち位置

白…攻撃の東京Vの選手(①~⑪)
オレンジ…守備の愛媛の選手(➊~⓫)
※番号は背番号ではありません。

コーナーキック (6)
白=東京V,オレンジ=愛媛

・攻撃目線

8人での攻撃。

配置:
ボール付近…2人
ペナルティエリア内…5人
ペナルティアーク付近…1人

ペナルティエリア内の5人は、1人(⑪)がGK前に立ち、残り4人(⑦~⑩)が走り込む。

・守備目線

10人での守備。
ゾーンとマンマークの併用。

2人(②,③)がゴールエリア内ニアサイド寄りをゾーンで守り、残りの選手がマンマークで守る守備体系を敷いている。

☆このCKのポイント☆

Ⅰ.ゴールエリア角のスペース

最初の配置を見ると、ゴールエリア角にスペースが出来ています。(下図の赤斜線部)

ゴールに近いこの位置で先に触ることが出来ればゴールが決まる可能性を高めることが出来ます。

その位置になるべくマークを剥がして走り込めるよう、⑦はボディフェイクを入れてからスペースに走り込んでいます。

画像2

Ⅱ.2つの高い技術

1つ目はキック技術。

Ⅰに記載したスペースに正確なCKを蹴っています。

このスペースを狙おうと決めていてもそこに蹴る技術がなければいません。

2つ目はヘディングの技術。

ファーサイドに流すだけでも難しいですが、大きな弧を描く軌道でのシュートをして、GKに防ぐチャンスを与えていません。

・まとめ

⑦がニアのスペースでヘディングをしたタイミングで、⑨はフリーでファーサイドに走り込めています。

これを見ると、シュートがゴール右に外れていても⑨が合わせられた可能性が高く、”ニアそらし、ファー仕留め”の形を作れていたと思います。


以上です。

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