【#23,愛媛vs東京V】東京VのCKを超分析!【セットプレー】
コーナーキックの分析を書きます。
・試合データ
21分に決まった東京ヴェルディのコーナーキックについての分析します。
・ゴール動画
ハイライト映像(ゴールシーンは0:39~)
・選手の立ち位置
白…攻撃の東京Vの選手(①~⑪)
オレンジ…守備の愛媛の選手(➊~⓫)
※番号は背番号ではありません。
・攻撃目線
8人での攻撃。
配置:
ボール付近…2人
ペナルティエリア内…5人
ペナルティアーク付近…1人
ペナルティエリア内の5人は、1人(⑪)がGK前に立ち、残り4人(⑦~⑩)が走り込む。
・守備目線
10人での守備。
ゾーンとマンマークの併用。
2人(②,③)がゴールエリア内ニアサイド寄りをゾーンで守り、残りの選手がマンマークで守る守備体系を敷いている。
☆このCKのポイント☆
Ⅰ.ゴールエリア角のスペース
最初の配置を見ると、ゴールエリア角にスペースが出来ています。(下図の赤斜線部)
ゴールに近いこの位置で先に触ることが出来ればゴールが決まる可能性を高めることが出来ます。
その位置になるべくマークを剥がして走り込めるよう、⑦はボディフェイクを入れてからスペースに走り込んでいます。
Ⅱ.2つの高い技術
1つ目はキック技術。
Ⅰに記載したスペースに正確なCKを蹴っています。
このスペースを狙おうと決めていてもそこに蹴る技術がなければいません。
2つ目はヘディングの技術。
ファーサイドに流すだけでも難しいですが、大きな弧を描く軌道でのシュートをして、GKに防ぐチャンスを与えていません。
・まとめ
⑦がニアのスペースでヘディングをしたタイミングで、⑨はフリーでファーサイドに走り込めています。
これを見ると、シュートがゴール右に外れていても⑨が合わせられた可能性が高く、”ニアそらし、ファー仕留め”の形を作れていたと思います。
以上です。
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