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ゴジラ怪獣ここが好き モスラ編

ゴジラ怪獣の好きなところを書いていくシリーズ。
今回紹介するのは、モスラ。
実は女性人気No.1の怪獣から、女子からのウケが良くなる秘訣を探ります。
どうぞご一読くださいませ。

女性人気No.1怪獣

怪獣というと、どうも喜んで見ているのは男だけという印象が僕にはあります。
思い返せば公開直後くらいに「シン・ゴジラ」を観にいった時も、劇場にいたのは男ばかり、それも結構な比率でオッサンでした。
まあ、そんな僕自身もその一人ですが。
上映前までは前後左右をオッサンに包囲された状況になんともいえない気持ちでいたのですが、映画が始まるとあっという間に画面に引き込まれ、映画終盤にはオッサンの隣で、伊福部マーチを聞いて号泣していたのを覚えています。
オッサンの隣でオッサンがオッサンの作曲した曲を聴いて泣いていたのです。
なんという異様な空間でしょう。

その後二回目、三回目と観にいくたびにだんだんと男女比や年齢層が広がっていって、この映画がヒットしていることをひしひしと感じました。
なかにはカップルで来ている学生らしき男女もいましたね。
僕のように、純粋にゴジラを楽しむため一人で来ているアラサー男性の心を、知らぬ間に傷つけつつ映画を楽しんでいました。
まったく余計なお世話だと思いますが、デートでゴジラを観にいくというのはどうなんでしょう。
あの時のカップルの女子が本心で楽しんでいたかは大いに疑問ですね。
初デートでトランスフォーマーを観にいってフラれた僕が言うのだから間違いありません。

そんな、どことなく女人禁制というか、禁止されてなくても寄り付かないだろと思われる怪獣の世界。
そのなかでひときわ女性人気が高いと言われるのがモスラです。
モスラを作ってる会社がそう言ってるんだからそうなのです。
というより、「女性に人気が出る怪獣」というコンセプトで作られたというほうが正確でしょうか。
「女性人気」という発注で何故モチーフが虫の怪獣なのかは大いに疑問ですが、たまたま常軌を逸した虫好きの女性社員がその頃いたのでしょう。
ともかく、作ってる会社が言ってるんだから女性に人気なのです。

必見!モスラ流モテ術!

そんな、女性人気の高い怪獣モスラ。
つまり、言い換えればモスラの特徴を分析し、モスラのようにふるまえば明日からモテモテということですね。
さっそく、モスラの設定や劇中での活躍から女子ウケしそうなポイントを探っていきましょう。

前述したようにモスラは虫、より正確には蛾をモチーフにした怪獣です。
そして、幼虫から成虫に変化する怪獣でもあります。
まずは幼虫がどんな姿か見てみましょう。

モスラ対ゴジラ 予告切り抜き

「ゴジラ(東宝特撮)チャンネル 『モスラ対ゴジラ』予告編より」
https://www.youtube.com/watch?v=S_DMKmRmdBg&list=PLwMvH0gVbL89eqS4ugFpSINRKkjQ1Vf3i&index=4

まずい、女子が逃げる。
とまあ、特に昭和のころのモスラは見た目はあんまりかわいくないです。
てっきり、モスラのかわいい画像をのっけて
「ほーら、女子ってかわいいモノ好きでしょ?僕もそうだよ。今夜ヒマ?」
的なノリで、今回の記事はサクッとまとまるかと思ったのですが。
まあ、冷静に考えれば芋虫ですしねぇ。
しかも蝶ではなく蛾ですし。

それでも、僕の印象としてはモスラ幼虫はかわいい怪獣です。
何故そう感じるかといえば、それは愛嬌があるという一点に尽きるでしょう。
動く姿や鳴き声は赤ちゃんを連想させますし、そう思うと口元もおしゃぶりをくわえているようで愛らしくみえてきます。
映画によっては生まれた直後に親モスラが死んでしまい、子供だけで強敵と戦わなければならないという境遇も哀愁を誘います。
逆境のなかでも健気に戦うモスラ幼虫。
そんな姿が、見た目を超越してかわいくて応援したくなるイメージを与えるのでしょう。
この辺は女子へのアピールになりそうです。

成虫モスラ七変化

さて、そんなモスラ幼虫は繭を作ることで成虫に変身します。
なぜか繭を作る場所が国会議事堂だったり東京タワーだったりと、うっかり重要な建築物を占拠してしまうのが毎回のお約束です。
なかには、屋久杉のふもとで繭を作るアウトドア派な幼虫もいます。

そうして、子供から大人に変身したモスラの姿がこちら。

ゴジラVSモスラ 予告切り抜き

「ゴジラ(東宝特撮)チャンネル 『ゴジラVSモスラ』予告編より」
https://www.youtube.com/watch?v=6ZRrIIHYWZk&list=PLwMvH0gVbL89eqS4ugFpSINRKkjQ1Vf3i&index=19

もっふもふです。
後ろのほうにうっすら映っている国会議事堂がいい味を出してます。
幼虫のころのぬめっとした見た目からは打って変わって触り心地がよさそうです。
一応蛾ですから、モスラを触った手で目をこすったりはしないほうがいいでしょうね。

ちなみに、モスラは単独主演の三部作映画も作られています。
その作品群でのモスラは三作通して同一個体でありながら、成虫に変身後もたびたび姿を変化させます。
いわゆるモードチェンジ的なやつですね。
よりモフモフ感が増した暖かそうなものから、全身をガッチガチの鎧に覆った戦闘的なフォルム。
羽が増えて水中でも活動できたり、光の速さで移動して時を超えたりできる姿にもなります。
主役なのをいいことに、主人公補正でわりとやりたい放題するモスラですね。
体当たりで敵を貫いて倒したのって、東宝怪獣ではこのモスラくらいじゃないでしょうか。

その他の映画でのモスラ成虫はさすがにここまでの強さは持っていませんが、総じて飛翔能力と羽からの鱗粉でゴジラを追い詰める実力者です。
一番最初のモスラ成虫については、ゴジラよりも圧倒的にデカいのも特徴ですね。
ゴジラの身長設定が50メートルの時代に体長は130メートル、翼長に至っては250メートルもあります。
モスラの上にゴジラが五体横になれる大きさです。
そう考えると、自分の何倍もある相手に空から攻撃されたり、尻尾を掴まれて引きずり回されたゴジラが不憫に思えてきます。
そんなボコボコにされた相手に、次の作品で共闘を提案されてなんだかんだ受け入れるあたり、やっぱり怪獣王は器が違いますね。
僕ならすぐに警察に駆け込んでると思います。

これが、イマドキのイケイケモスラ男子だぞっ☆

さて、ここまでざっくりモスラの特徴をまとめてみました。
これらモスラの個性を自分のものとすれば、きっと女子にもモテモテになるに違いありません。
ひとまずどんな特徴があったか、箇条書きでまとめてみましょう。

・強敵相手にも諦めない姿勢
・愛嬌のある動き
・モフモフとした触り心地
・たまに水に入る(普段は入らない)
・体当たりで敵を貫く
・身体から粉を吹く
・とにかく身体がデカい

こんなところでしょうか。
総合すると、たまにしか風呂に入らなくて体毛のケアもせずフケが出ている、巨漢で不潔な動きのかわいい頑張り屋さんといったところでしょう。

おかしいですね、どう見ても不審者です。
モスラの可愛さが、人間になると不気味にしか映りません。
完璧なロジックだと思いましたが、どうやらモスラのマネをしようというのが間違いだったようです。
モテるためには違う方法を考えねばなりません。

一体、どの怪獣のマネをすればいいんでしょうか。


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