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これが旅行でリフレッシュというやつかしら。


土曜日から月曜日まで島根に旅行に行き、帰ってきた翌日には山梨まで日帰りドライブに行ってきた。充足感や多幸感が体に過剰に蓄積し、少し胸焼けのような感覚で今日は何もせずに過ごした。ベランダからはいつも通りのマンションの群れが見える。旅先で着ていた服を洗濯して干すとき、非日常から日常への移り変わりを感じる。服がいつもとほんのり違う香りがする。旅先の香りが残っている服を、東京の日差しで干す。普段からどこかに出かけたいなーと思いながらも計画性と行動力がなく、結局電車と徒歩圏内で季節感のない月日を過ごしている自分にとっては随分と活動的な数日間だった。

7月の前半から中盤にかけては頭にぼんやりと靄がかかったような感覚が続いていた。睡眠のリズムは整い始めてきたが、頭はずっとぼーっとしていて、体は起きているが頭が起きていない。そこに加えて風邪を引き、休職初期のような気だるさに毎日沈んでいた。しかし、連日の旅行から帰るとそれらの重々しいだるさはすっと引いた気がする。これが旅行でリフレッシュというやつなんだろうか。気分が軽くなったのは、デカい木々とデカい空を見ながら車で走った爽快感か、人と取り止めのないことを話し続ける自由か、スマホをあまり見ないことで余計な社会のノイズを摂取しなかったからなのか、人が作ったご飯を食べたからなのか、パーっとお金を使う開放感なのか、広告や看板の視覚的な攻撃から距離を置けたからなのか、はたまたそれら全ての相互作用なのかはわからないが、頭の靄が晴れたのは確かな実感がある。

明日は保健士との定期面談だ。今の気分に影響されてこの1ヶ月を気分爽快に過ごしていたような話をしないよう気をつけなければ。つい先日まで、割と無理だったのだから。

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