有安杏果は2017年に、今の状況を読んでいたのか

 2018年にグループを卒業して、2019年よりソロ活動を開始した有安杏果。2017年には、アルバム『ココロノオト』をリリースしていました。(サブスクに原曲音源がないので、ライブ音源を是非!)


 このアルバム、[Alexandrosk]川上、小谷美紗子、風味堂の渡和久らが楽曲提供を担当しています。

 さらに、現在、日本の音楽シーンの最前線にいる方が有安の楽曲に関わっていることに改めて驚きます。


1.Official髭男dism

 あのヒゲダンです。2017年当時は、まだインディーズでした。

 「TRAVEL FANTASISTA」は、ヒゲダンらしいピアノから疾走感があふれる楽曲です。

有安杏果 「TRAVEL FANTASISTA」【サクライブ2019】 Ariyasu Momoka 「TRAVEL FANTASISTA」 MV【sakulive 2019】


 2018年に関ジャムのコーナーで紹介されたり、初のインディーズアーティストの月9主題歌、ポニーキャニオンからのメジャーデビューと快進撃を始める、その直前での楽曲提供でした。

Official髭男dism - Pretender[Official Video]


2.Yaffle

 彼女自身の作詞作曲で、色えんぴつの比喩表現や、内省的な歌詞に彼女のソングライティングの成長を感じた楽曲「色えんぴつ」。

有安杏果(ももいろクローバーZ)「色えんぴつ」Music Video


 この、編曲を担当したのがYaffleです。「色えんぴつ」では内省的な歌詞や歌声がよりぐっと入ってくるようなサウンドをつくりあげていた彼は、この当時小袋成彬らとインディーズレコード会社を立ち上げていました。

 現在では、iriやAwesome City Club等多数の音楽を手掛けており、なによりも藤井風の楽曲を全曲プロデュースしていることで知られていて、彼の多様で才能あふれた音楽をより引きたてる、現代的なアレンジにより注目を集めています。

藤井 風 - "きらり" Official Video


 有安の卒業に関して、今でも様々な憶測が飛び交いますが、この頃の有安の音楽を知らなかったり、その方向性に全く触れずに展開されたりすることに正直違和感があります。

 彼女の現在の活動において、2017年のアルバムの方向性とももクロとの違いも無視はできないのではないのかなと思います。


 有安は、活動再開後、様々な楽器を演奏し、また楽曲制作も行っています。演奏や編曲には、椎名林檎やレキシはじめ、J-POPで幅広くプロデュースや演奏を行うベーシスト山口寛雄が多く担当しています。

有安杏果 – Runaway MV【LIVE ver.】 Ariyasu Momoka – Runaway MV【LIVE ver.



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