見出し画像

てんちむ流仕事論

「てんちむ」という名前から、あなたは誰をイメージするだろうか。

今やチャンネル登録者数100万人を目前に控えた有名YouTuberである彼女だが、私の最初に持っていたイメージは、「天才テレビくんMAX」の「てんかりん」である。

ちょうど当時小学生だった私は、てんかりんが子役として天才テレビくんに出演しているのを見ていた世代だ。
そして今ではてんちむの語る考え方が好きで、彼女のYouTubeをよく見ているファンの一人でもある。

本書は、子役→ギャル→ニート→YouTuberと、波乱万丈の人生を歩んでいるてんちむの人生を振り返りながら、人生論、仕事論、恋愛論などについててんちむ流の考え方が書かれている。

今回はその中から抜粋して4トピック紹介する。

爪痕を残す

私が仕事で最も意識するようになったのは「爪痕を残す」だ。それがスタート地点でもあり、「人の記憶に残る」にイコールすると思う。良かれ悪かれどれだけ消費者側の記憶に残れて、興味を持たれるかが大切だと思った。

”爪痕を残す”ということは、表仕事をしている人が意識するものだと思っていたが、幅広く使える考えだと気づいた。

例えば仕事の場合、一緒に仕事をした人の記憶に残ってもらえるように全力で取り組む。そうして相手に覚えてもらえれば、また別の案件のときに、「〇〇さんに頼もう」って名前が上がる。

日々多くの人と関わって仕事をしていくからこそ、相手の記憶に残るような仕事をできるかどうかで、その次に繋がるかが決まるだろう。

レベルを上げる

レベルが高い人達と仕事をするには、相手に求めてもらえる存在にならなければいけない。

自分のレベルを知ることが大切。きっと今の私ならレベル50の人には戦ってもらえないけど、レベル30の人なら相手してもらえるかなって段階を踏んで戦えるよう、明確にスキルアップを頑張れる。自分には何が足りなくて、何なら戦えるか明確に見えてきます。

結局人生はRPGと一緒。最初はレベルも低く、オンボロ装備でスライムしか倒せない。そこから戦いを繰り返し、自分のレベルを上げていくことで、いつの間にか竜王に戦いを挑めるようになる。

食べログ方式

てんちむは自分を食べログと同じで考えるという。

私がお店で、出会う全ての人は私を評価するお客さん、自分と過ごしてもらって評価されたのが私の点数であり、それが私の評判になる。そしてそれは自然と口コミになるわけであって、「てんちむってどういう子?」という質問に「良かったよ!」と言って貰えるような人でありたいと思っている。

相手の気持ちを想像し、相手に嫌な思いをさせないように行動する。
それと同時に、自分を客観的に見て、自分の行動が相手にどのような感情を抱かせるかを考える。

簡単なことではないが、常に意識していきたい。

劣等感ブースト

働きたくない言いつつも、誰よりもストイックに働くてんちむ。その原動力は劣等感だという。

どんな人を見ても、レベルが違う人を見ても、今でも悔しい思いをするからこそ、見返したくなる。劣等感を感じるからこそ、這い上がる。
上を見れば見るほど苦しいけれと、皮肉にもそれが私の原動力になっている。

自分も強く劣等感を感じてしまう人間なので、その気持ちに日々苦しむ。こんなにも人と比較して考えてしまうのはあれだなと思い、どうしたら比べられなくなれるかと考えていたのだが、劣等感があっても良いのかもしれないと思えた。

この悔しさ、劣等感を力に変えて、上を目指していきたい。

***



サポートももちろん嬉しいですが、読んだよって意味を込めて”スキ”を押してくれると大変うれしいです!