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報連相から "雑相" へ

先日、若きやり手経営者のトレーニングを担当した。

ぼくの勤めているパーソナルジムでは、会員さんにはその方の担当トレーナーがつくことになっている。
毎回同じトレーナーが担当するほうが会員さんが困惑せずに済むし、関係も深めやすい。
またトレーナー側としても、その方の好む話題や、行うトレーニング、人柄などを考慮したサポートができるからだ。

ただ、この若きやり手経営者の場合は担当をするのがBossかぼくか、日によって違う。

この日たまたま担当となったぼくは
(今日はどんな興味深い話が聞けるかなぁー)
とわくわくしながらトレーニングへと向かった。

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札幌と東京でいくつかものお店を経営し、企業のサポートも行っている彼は、50人くらいの部下がいるらしい。

”毎月最低でも3人には誕プレ渡すことになるんで、それはそれで結構大変なんすよ”

なんて笑いながら言っていた。

少なくとも10日間でひとりに誕プレを渡すわけだから、ひとりひとりに合ったプレゼントを選んでいる時間はないだろうなぁ。ましてや毎日ありとあらゆる仕事があるわけだし。
高級シャンパンとか大量に保管しといて渡すのかなぁ?

いいね、そんな贅沢な悩みを抱えてみたい。


そんな彼は部下とコミュニケーションを取るときにいくつかのルールがあるらしい。

”意図的な雑談しかしないっす。ひとりひとりと会える機会も時間も限られるので、その人の人柄やプライベートを探るためにもわざと雑談します。”

”自分から話題を振っておいて、あとは相手の話をいかに盛り上げるかっすね。わかっていることでも知らないふりして、 それどういうこと? とか聞いたりもしますね。”

”おれけっこうアホなふりするんすよ。立場のこともあって相手は話しづらそうにしていたりすることもあるので、アホなふりしてリラックスしてもらって、あとは相手にいかにノッて話してもらうかっすね。”

先日、ちょこちょこチェックしているYouTube、 ”新時代の経営者 山下誠司” の動画で全く同じことが紹介されていた。

その動画では全国200店舗もある美容室 "EARTH" でもかなりのやり手とされている店舗のオーナーが部下とのコミュニケーションにおいて意識していることを語っていた。

”報連相が大事というのをずっと昔から言われていたが、今の時代は 雑相 だよというアドバイスを頂いたことがあった”

”雑談 していないと若い子からは 相談 されない。たとえばスタッフとアニメの話だったり、ファッションの話とかできるリーダーでいると、ちょっと困ったことがあったり大変なことがあったりしても相談されるようになる と教わった。それからは雑相を意識するようになった。”

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この日ぼくが担当した若きやり手経営者は自然とこの “雑相” を行っているのだ。

・雑談を通して相手に興味を持つ
・人の話をよく聞く
・いかに相手に気持ちよく話してもらうかを意識する

そうするうちに、店舗を任されている部下は彼に心を開き、連絡や相談、店舗やマニュアル、システムの改善すべき点なども上司である彼に話すことができる関係となるんじゃないかな。

この若きやり手経営者との会話から、 “上司が仕事や自分の話だけをしていて、部下と雑談ができないような間柄では良好な関係は築けない” と感じた。

裏を返せば、社内で自然と雑談をできるような間柄であればお互いの信頼や思いやる心ができるんじゃないかな。


モスバーガーの新製品開発は雑談から生まれることが多いと記事で読んだ。
雑談が当たり前に起こる部署だからこそ、良い人間関係が築かれていて新たな発想へとつながりやすいのか?

𓄿𓄿𓄿

最近意識的に多くのジャンルのnoteを読むようにしているけれど、それぞれの方が
読ませる文章, きれいに文章をおえる
ということができていると感じる。

読ませる文章というのは、読者に語りかけていたり、クスッと笑えるパートが多かったりすること。
きれいに文章をおえるというのは、なんというか…オチがついていたり、結論が簡潔に書かれていたりということ。


ううむ…自分の文章を読み返すとかたい!あまりにもかたすぎる!
こういうものはまず練習を積むべし! なので自己記録に加えて (誰かが読んでくれて何か感じてくれたらなぁー) くらいで記事の投稿を続けようじゃないか!

イラストについて
ふたりの会話。片方が一方的に話している様子。髪の毛がうまく描けたのではないでしょうか。

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