見出し画像

職業機能の定義|認知科学コーチング

あなたは「仕事」と聞くと何を思い浮かべますか?

  • 今の会社での業務

  • お金を稼ぐためにやるもの

  • やりたくないけど生活のためにやるもの

色んな方にとって、色んな定義があると思います。
コーチングにおける「仕事」とは、「やりたいこと・才能」で「人の役に立つこと」と定義しています。
お金を稼ぐことではありません。コーチングでは、お金の出入りを「ファイナンス」と定義しています。

この記事では、コーチングの文脈での「仕事」について書いていきます。
そして仕事に付随して出てくる「職業機能」についても解説します。

コーチングの「仕事」とは?

コーチングでは、「仕事」とは、「身銭を切ってでもやりたいこと」で「人の役に立つこと」と定義しています。お金を稼ぐことではありません。
むしろ、身銭を切ってでもやりたいことを「仕事」と言います。

例えば、起業家は銀行から借り入れをして会社をつくります。さらに、従業員にお給料を支払いながら世の中に足りない機能やサービスを提供します。
自分が実現したいミッション(やりたいこと)で人の役に立っています。
これが「仕事」の心象風景です。

もちろん、提供した機能の対価として報酬(お金)はいただくことが多いです。
仕事」と聞くと「会社から給料をもらって、それに見合う仕事をする」と思うのが一般的ですが、コーチングでは「仕事」と「ファイナンス」を明確に分けていて「質の高い仕事(社会に機能提供)をするから、結果的に高い報酬が入る」と考えます。

仕事を「身銭を切ってでもやりたいこと」で「人の役に立つこと」と定義できました。「身銭を切ってでもやりたいこと」をつくる前に、自分が「何屋さん」なのかを定義する必要があります。自分が何屋さんなのかを「職業機能」と呼んでいます。

職業機能について

僕たちは日々、会社に行って仕事したり、会社を経営していたり、フリーランスで仕事をしています。その中で「自分は何屋で、どんな価値を社会に提供しているのか」が重要です。

物の例に説明します。
ハサミの「機能」は「何かを切ること」です。ハサミなのに「何も切ることができない」という状態では機能を果たしておらず、価値がありません。
では、ハサミはどんな場所で一番「人の役に立つ」ことができますか?
オフィス、図工室、美容院等、「何かを切ること」が求められる場所ですね。
どんな場所で人の役に立つかは「機能」が認識できているからこそ分かります。
「ハサミ」としての機能に磨きをかけていけば、価格(市場価値)も上がります。

機能を認識できていない」場合はどうなるでしょうか?
機能ではないことをやっても良い結果は得られません。ハサミで髪をとかすことはできなくはないかもしれませんが、絶対にブラシに任せた方がいいですよね。

職業機能は無意識の行動に現れていることが多いです。具体的には、
①実際に「やっていること」に注目する

多くの人は、

・考えていること
・言っていること
・やっていること

これらが一致していないことが多いです。
例えば、ある人が「痩せたい!」と考えているとします。このことを周りにも、「今年こそはダイエットを成功させて5kg 痩せる!」と言っています。
しかし、実際にやっていることを見てみると、食生活が変わっていなかったり、運動量に変化がなかったりします。
考えていること、言っていることよりも、実際に「やっていること」に本音の欲求が隠れていて、factを整理する必要があります。

②今の仕事で実際に時間をかけていること
上司や同僚にお願いされた以上のことをやってしまっていることはありませんか?
日々の業務の全てが好き!という方もいるかもしれませんが、そんな方ばかりではないはずです。
ですが、直近3ヶ月の業務の中で、「これが好き!熱中してしまっている!
これだけやっていいって言われたら幸せ!」「これをやっていてお金をもらえるなんて最高!」というものは少なからずあるはずです。
ここにもあなたの本音の欲求が隠れているかもしれません。

例えば、営業職でも実際の商談前から準備を進めているはずです。情報収集、提案資料作成、ニーズ特定のヒアリング、商談、クロージング等、一言で「営業」と言っても工程がいくつかあり、その中で自分が無意識的に時間をかけてしまっている業務はなんでしょうか?
ここにも「本音の欲求(want to)」が隠れていて、一番あなたがあなたらしくイキイキしている瞬間の一つです。


職業機能の定義の仕方

次のステップで考えてみると、「職業機能」が定義できるかもしれません。

① あなたの仕事の「名詞」は何ですか?
(営業、マーケター、先生、コンサルタント等)

②その役割の中にどんな業務(動詞で考えてください)がありますか?
(情報収集、資料作成、社内研修、営業企画等)

③それらの業務の中で無意識的に時間をかけていること、周りから「そんなところまでやるの?すごいね・・・」と言われているものはありますか?

④ ③の中でいくつか出して、それらに共通するものは何か?


まず、自分が何屋で、社会にどんな機能を提供しているを定義しましょう。
自分の機能がはっきりすれば、自分の価値を提供できる場所も絞れてきます!

あなたの「職業機能」は何ですか?


ご案内

ここからは少しご案内です。
 現在、コーチングを学んだおり、今月から知人・友人向けにモニターセッションを開始することになっております。
 この「職業機能の定義」はコーチングセッションの中でとても重要な部分です。今月は「仕事」の領域のゴール設定をする際に、一番重要な「職業機能の定義」のセッションを行います。最大60分程度お時間をいただけますと幸いです。

 今後も初対面の方向けに、モニターセッションを実施していきます。
 3月には60分5000円程度の有償セッションで、「仕事」のゴール設定をセッションの中で行い、セッション内容をレポートとして提出します。
セッション・レポートがプロコーチとして問題ないレベルと判定されると、プロコーチとして卒業できるという流れとなっております。

 もしこのnoteを見て、興味があるよ!という方は、お気軽にお問い合わせください!!(X(旧Twitter)がこちらです)貼っておきますので、そちらからご連絡ください!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?