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高橋宏和さん『量子力学的 願望実現の教科書』の出版記念講演会に参加しました

2月23日の祝日に高橋宏和さんの新刊『量子力学的 願望実現の教科書』の出版記念講演会に参加しました。この本は、1月14日に発売され、発売後1ヵ月で3刷が決まるなど、売行き好調です。

講演会は、港区の弘法寺で行われました。オープニングで、フランクリン・コヴィー社の共同創業者で、世界的ベストセラー『7つの習慣』を広めたロイス・クルーガー氏から、オンラインでお祝いの動画メッセージがありました。続いて、クラシック歌手の元岩孝之さんが国歌斉唱を披露されました。その後、高橋宏和さんが和服姿を着て、登壇されました。終始にこやかで、お話の内容もとても分かりやすかったです。

高橋さんは、ロンドン大学インペリアルカレッジに合格され、慶應義塾大学大学院に進学された後、量子力学を応用した人工知能プログラムの研究開発をされました。高橋さんの使命は「世界中に夢と希望を与えて、誰もが自己実現できる社会をつくること」です。令和8年8月8日までに世界平和を実現したいと述べておられました。なお講演会の概要は以下の通りです。

記憶のメカニズムとしては、五感で捉えたものを脳内で、感情とセットでイメージとして記憶される。つまり、現実の認識は脳内のイメージであり、この世は仮想現実とも捉えられる(シミュレーション現実)。宇宙で、認識できるものは全体の5%しかなく、残りの95%はブラックマターとして認識できないものとなっている。

また、光には波の性質と粒子の性質の2種類がある。観測する前は、波の性質を持つが、観測された途端、粒子として捉えられる。この世は幻かもしれないという学説としては、「シミュレーション現実」の他にも「ホログラフィック宇宙理論」も物理学で唱えられている。

これは、般若心経でいう「色即是空 空即是色」とも共通した概念である。すなわち、色は実体のあるもの(物質世界)であり、空は実体のないもの(精神世界)である。

アインシュタインの特殊相対性理論の有名な公式E=mc2は、エネルギーEは、質量mに光の速度cを2乗したものとの積であることを表している。光の速度は秒速30万kmと一定であるため、cの2乗は定数であり、エネルギーと質量は等価に交換できることを表している。

心で想像したことが現実となる、すなわち「思考は現実化する」ということは、物理学の世界では自明のこと。「この原理を理解すれば、自己実現はちょろいものだ」と高橋さんは言います。最後に、次のような質問で講演会を締めくくりました。

「あなたは、この世がマトリックスのような仮想現実だとしたら、どのような人生を創造しますか?」

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