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矢野和男さんの成功をもたらした「逆レーティング日記」の習慣


矢野和男氏といえば、日立製作所の超優秀な研究者と認識している。そんな矢野さんが15年前から習慣化している一風変わった記録法を紹介されていた。

自分の昨日の生活を、心、身体、人間関係、知力、行動力の5つの状態と、「背伸びして挑戦したか」「自分の力が発揮されたか」「家族を大事にできたか」の3つの問い、合計8項目を10点満点でレーティングし、1日を始めてみたというものである。

この記録は、15年でノート89冊に及んだという。さすが、研究者である。決して途中で挫折することなく、長期に継続されている。

最初は冷静に客観的に記録することを心がけていたが、途中で気づいた。低い点数をつけると、その日一日のパフォーマンスが下がるというのだ。低い点数が自己予言的に作用して、当日の行動に悪い影響を与えのだ。

そこで、思い切って、すべての項目を10点満点の最高点につけてみた。そして、後付けで、10点満点とする理屈を考えた。

最初は、満点とする理屈がなかなか思いつかなかった。しかし、そのうち自然と理屈を書けるようになった。それから、自己予言的にその日一日が輝いたという。それが10年間に及んで、自身の活躍や成功に大きく影響したとのことである。

この話を読んで、ユニークでとてもいいアイデアだと思った。そこで、私も早速今日から、日記に、8つの項目を書いて、10点満点の最高点をつけてから、その理屈を考える訓練を始めることにした。

まずは、1ヶ月後、自分がどのように変わっていくのか、実験してみようと思う。




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