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コミュニケーションツールの活用方法

世の中の"多様化"の影響や、多感な時期を"コロナ禍"で過ごした選手達にとって数年前ではあまり考えなくて良かったこと、自分が今の選手と同じぐらいの年代の時には起こらなかったであろうとことが、よく起こります。

私のtweet史上最多のいいねをいただいたこちらもまさにそうですが。

文字だけのやりとりで済ませるというのは必要最低限になるように意識はしています。

「練習を休むからコーチに電話をする」
この行動がどれだけドキドキして、緊張して、上手く話せなくて...
という経験をしたからこそ、「練習を休む」がどれだけ重要なことなのか学んだ気がします。
(もちろん体調を崩したり、事情があって練習を休むことが全て"悪"だとは思っていません。ただその1日の重要性を理解して欲しいだけです)


現代の選手は、LINEで「今日練習休みます(遅れる)」と簡単に言ってくる選手がいます。
「コーチに電話をする」ハードルが1つ下がっている分、簡単な気持ちで休んでしまうことが多いように感じます。

繰り返しになりますが、練習を休むことは悪いことでは無いのです。
「1日練習を休む」
そのことの重要性に気付いて欲しい訳です。

私が接する選手には、やむを得ない事情でチーム活動に参加出来ない場合は

①口頭での相談
②LINE電話での通話による会話
③私が電話に出られない場合で緊急の場合はメッセージで連絡

という優先順位を付けて連絡するよう指導しています。
それでもすっ飛ばしていきなり③の選手もまだいますが、折りを見て注意しています。
会話の最後には「LINEで入れといてくれたら後で見返せるからお願いね!文字でも残しておいて!」
と伝えています。

LINEやメッセージツールというのは非常に便利な分コミュニケーションのハードルが下がってしまう面が、個人的には残念だなと思ってしまいます。

やはり会話すること対話することでないと理解できないことはたくさんあると思ってしまいますので。
(こういう感覚がもう"古い"のでしょうか)

ただデメリットだけでなく、活用方法次第では選手に映像を送ったり、必要なデータを送ったりが簡単にできるようになったという面では、十分な利益も享受しているのですが。

また、最近すごく気になるのは一昔前なら選手が集まれば「うるさい」とよく注意していたのですが、今はみんなスマホの画面に夢中でそういう注意をすることが減りました。
彼らは折角集まっても「スマホのゲーム」を通してコミュニケーションをとっていることが大半です。
私はサッカー選手の名前でしりとりや指スマなどやって騒いで怒られたものでしたが。



三密を避けて!
などもはや懐かしい言葉ですがそういう影響もあるのでしょうか。
指導が減って楽なような少し寂しいような。

ようは我々大人が時代に"合わせる"力を問われる中で"変えちゃいけないもの"まで変えないように注意したいですね。

というお話でした。

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