誰にも分からない大発明。3

世紀の大発明。誰も知らない発明の世界をこの番組が読み解く!!!

さあ、今週も始まりました。世紀の大発明!!!

TNTが独自に紹介する、今週の発明家。自称、運命の創造主、田中さんです。

『今週は、田中さんのお宅にお邪魔しています。部屋の中に入ると、たくさんの機械が並んでいて、なんか期待できそうです。こんにちは。田中さんの発明はどんなやつですか?』

「そうじゃな。三つほど紹介してやろう。これと、これと、これ。」

『おお、どれも難しいダイヤルとボタンとデジタル表示がありますね。』

「おお。凄いじゃろう。最初のこれは、運を左右する装置じゃ。番組で紹介してもらうお礼として、お前の運を2倍にしてやろう。ほ、ほいの、ほいっ!じゃ。」

『はぁ。いま2倍になったんですか?』

「そうじゃ。何かなんでも上手くいくような気がしとらんか???www」

『はい。ありがとうございます。(まいったな。今週もこんなやつかよ。勘弁してくれよぉ)ほかのやつもありますか?』

「じゃあ、これなんかどうじゃ?ダイヤルを3に合わせて、この端末からのレーザーをお前にあてると、、、」

『どうなるんですか?っていうか、どうなったんですか?』

「今、お前は、嫌いな食べ物が3つ減ったはずじゃ。www凄いじゃろ?」

『はあ。もっと、分かりやすいやつお願いします。』

「仕方がないのぉ。じゃあ、この誕生日を操作する奴はどうじゃ?」

『次お願いします。』

「じゃあ、とっておきじゃ。寿命を操作する装置を紹介するぞ。」

『え?じゅ、寿命をですか?』

「そうじゃ。試しにお前の寿命を3年延ばしてやろう。」

『はぁ。ありがとうございます。(って、またこのパターンかいっ!確認できへんやんけっ!ちっ!)今日は、運命を左右することが出来る装置を発明した田中さん宅からの中継でしたぁ~。スタジオにマイク戻しま~す。』

「あっ!こらっ!今、舌打ちしたじゃろ???(怒)」

『えっ!?そ、そんなことないですよ。(ばれたか。汗)』

「嘘をつけっ!わしの発明を馬鹿にしておるなっ!?」

『いえいえ。滅相もない。そんなことないですよ。全部素晴らしい発明だと思いますよ。』

「ええい!心にもないことを言うんじゃないっ!分かった。信じてないなら天罰じゃ。お前の寿命を100年縮めてやる!!!てぇ~い。」

『うわぁ。大変だぁ~勘弁してください~♪www』

レポーターは、スタッフに退散するぞ!とアイコンタクトをとると、そそくさと引き上げた。





その後、レポーターは収録後に不慮の事故にあい、次週以降の番組に出てこなかったのは、言うまでもない。


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