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現状維持しながらも、ちょっとだけ前に

こんにちは、Takahideです。

昨年の冬に始めた事業が順調に進んでいたところ、春から想定していなかった出来事で先行きが不透明になりましたが、なんとか凌いで現在まで来ています。

人の動きが制限される中、営業を始めとする直接人と会って信頼を得るような方法が使用できなくなりました。これはコミュニケーションを一つの武器としていた私にとっては、成長を目指す大切な時期に知名度や影響力を意識した戦略を練り直さなくてはいけない大変な事態でした。

物事にはタイミングというものがあり、勢いに乗って前に進むべき時もあれば、忍耐を持って次のチャンスを待つ必要があることも考えられます。

今回の春からの流れは明らかに後者でした。まだスタートして間もない事業の場合、昨年の実績がないこと、売上は上がらなくてはおかしい時期であるため、政府が打ち出す補助金等の対象からことごとく外れていました。いっそのこと休業期間を調整でもして戦略的に売上を減らして優遇金利で融資を受けた方が、事業の継続には良かったかもしれないとも思っています。

しかし、そこには提供するサービスを必要としてくれている人がいて、営業を続けることも事業を継続することも両立しなくてはいけませんでした。そして従業員の生活もあり、営業するからには売上もあげなくてはいけない。こんな時にオンラインを始めとする攻めの戦略に転ずる姿勢も考えましたが、そこはまだ始めたばかりでキャッシュフローの計算を誤ると致命傷を負う時期で、目標としていた予算より少し低めの数値(損益分岐ギリギリ)で乗り切ることを選択しました。なんとか6月に入り、経済活動を再開しようとの動きにより、ポジティブな動きが見られるようになり、少しだけ安堵したところではありますが、今の所は耐え忍ぶ選択をしたことが奏功しているように思います。

本当ならば、もっと前に出て攻めに転じた経営ができるチャンスもあったように思いますが、悔しいですがそれが叶う状況ではありませんでした。しかし、最近は少し意識が変わり、最大限のリスク管理を行いながらも、少しずつでも変革と改善をしていけるようにちょっとだけ前に進むという意識が必要だと思うようになりました。

現状維持はこの不安の中、実際にはマイナスと同じとも言えるほどの雰囲気を作り出します。こんな時だからこそ、組織を支える従業員が安心したり楽しみを持って働ける環境と雰囲気を作り出すには、前を向いて突き進む経営者の姿が重要なのだと考えています。

今はまだ不安が消失した訳でもなく、社会の流れが再度大きく変わることも十分可能性があり、気は抜けない状況でありますが、次のターニングポイントでは最適だと思う決断を行い、突き進めるようにこの短期間に準備したいと思います。心を折られなければ、きっと何度も挑戦できるはずと考え、毎日精一杯生きていく意思を大切にしましょう。

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