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売上を減らそう(本要約)

こんにちは
たかです

本日は「売上を減らそう」
と言う本です


この本を読んで
ものすごく感動したのは
「やる気にあふれている人はいらない」

と書いてあるところです


就活に苦労した当時のことを思い出します。
・コミュニケーション力が高い人
・やる気がある人

そう言う人が、正直大嫌いでした。
そしてアルバイトなんか受かるわけない
ましてや、正社員なんかになれるわけがない

そんなふうに思っていた大学生時代を思い出したのでs。

普通、採用活動をする場合は
リクナビ・マイナビなどの就職情報サイトに載せるのが普通ですが、
このお店ではハローワークに求人を載せているようです。

ハローワークでは掲載費が0円

テレビを見てお店を知った大学生から
「新卒社員として採用してもらえませんか」
と電話があったときには

「それくらいの行動力があれば、絶対他の会社がええで」
と断ったようです

このお店で採用するのは
人前で話したり面接で自己PRしたりするのが苦手な人
他の企業では採用されにくいような人

です。
最初に採用した人は履歴書を忘れてきてしまい、
人の目を見て話すこともできなかった

そんな人にも仕事の機会を与える
これこそ社会貢献なんじゃないかな
と感じます。

この部分に本当に涙しました。



就活弱者を活かす採用をしているわけです。
20社など頑張ってたくさんの面接をしてきても
毎回毎回「不採用」になると
嫌になってきます。

自分ってダメなのかな?
そんなふうに元々ない自信がもっとなくなってきて
コンプレックスになってきます。

「どうせまた採用なんてされないし」
そういうふうになるんですよね。


もうこれは、しょうがない部分もある。
カウンセリングで変えていくこともできるけれども
それ以上に周りの環境って大切だと思います。


ここでは障がい者や日本語が苦手な留学生、
70歳以上の方や中卒の方も雇っています。


今まで、辛い思いをたくさんしてきたからこそ
会社から「あなたを大切にしたいです」
と伝えることで心を開いてくれる。

就活弱者のような方って
とっても優しい方が多いんですよね。
それは自己肯定感が低い方のカウンセリングをしていると
私自身も実感します。

復縁をしたいという人は
周りの人の目が気になって
自分の意見が言えない人が多いのですが、

逆に言えば、それだけ優しいわけです。
面接でうまくいかないところから、
雇ってもらえてそこで楽しく仕事ができたら
自然と「がんばろう」ってなりますよ

というか、自分自身が
面接が苦手でなんとか1社だけ受かったので
そこでがんばろうって思いましたもん。

まぁ、色々言いたいこともありましたけど笑

逆に、仕事がバリバリデキる人は確かに気遣いがうまいかもしれない
でも、どこか打算的だったりするかもしれないし、

手際がいいからこそ、うまくできない人がいるとイライラして
雰囲気が悪くなってしまったり・・・


びっくりしたのが採用をお断りした後に
「もし私たちが採用しなかったら、あの人はどうするんだろう?」
と考えて再度相談したい旨を連絡して採用した話。


これは本当に真似できないレベル


この方の本を読むと
どこまでも労働者視点で考えています。

ビジネスの世界を覗くとどうしても
経営者的な視点になりがちです。

・デキる人を雇いたい
・長時間営業して売上を上げたい
・やりがいを感じてほしい
・頑張ってほしい


残業を頑張ってお金を増やすのも良いですし
考え方の一つです。
と言うより、それが多くの人が考えていると思います。

でも、それ以上に余暇の時間を大切にする

・仕事が終わったら早く帰れる
・100食だけ売り上げればそれで今日は終了
・飲食店でも有給は全部消化

素敵すぎませんか!


そして、これこそが著者も言っている通りに
「穏やかな成功」だと感じます。


感銘を受けたこちらの本

でも言っていたのとつながるなぁと思います。

幸せはお金だけじゃない。
幸せをお金に依存しない。

本当に大切なのは豊かな時間。
家族との時間であったり、やりたいことをやる時間。


本書では社員へのインタビューも多く載っていて
前の職場よりも時間が増えて嬉しかった!

というコメントで溢れています。
最近、自分自身も時間が有意義に使えている感じがして
とても幸せ。
やっぱり、ここが大切なんだなと感じます

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