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変形性膝関節症(膝OA)で悩んでる人へ

こんばんわタカボーです。本日は「膝」について情報を知ってもらいます。膝が痛い!!立ち上がる時に痛む。歩くと痛む。階段が辛すぎる!などなど膝痛で悩まされている方は、自分の膝について知り、膝からのサインを知ることで自分で膝痛を軽減させ、対応できる方法を紹介しますね。

はじめに

日本における変形性膝関節症(knee osteoarthritis:膝 OA)の有病者数は約 2,530 万人,有症状患者数は約 800 万人と推定されており、超高齢社会の進行とともに患者の対総人口比は今後もさらに上昇すると予想される。 
Hiroshi KAWAGUCHI:International and National Guidelinesof Osteoarthritis Treatmentより引用

膝レントゲン

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関節疾患の中でも特に多い変形性膝関節症。臨床で膝痛の患者さんを診る機会も多かったためご自身でできるトレーニングなども紹介していきます。まずは、原因から!変形性膝関節症には一次性と二次性があります。

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日本人は一次性が多く、多くが内側型変形性膝関節症(O脚)です。この原因としては日本の正座という文化などが起因しているといわれます。成長期の膝の深い曲がりによって膝内側のストレスが高まりO脚を助長することや解剖学的な見解もありますがまた別の機会にしましょう。専門的な知識に関しては膝OAの評価などで更新していきます。

変形性膝関節症の進行分類

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変形の段階としてはグレードⅠ~Ⅳまであり変形だけでなく、膝関節内の病理的変化も進んでいきます。是が非でもグレードⅠ.Ⅱでとどめておきたい。グレードⅢ・Ⅳともなると変形もひどく、歩行時に体重がかかる瞬間に膝が動揺してしまい痛みや関節にかかる負担が増加してしまいます。

膝にかかる負担を減らしトレーニングすることが重要です。

膝の痛い部分を知る

圧痛点と言って膝の局所を押すことで痛みが出て、場所によって何が原因かを大まかに把握しましょう!

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今回は変形性膝関節症の方を中心としているので圧痛点としては③⑤⑦が多いのではないでしょうか?

内側の半月板、内側側副靭帯、膝の皿の下のエリアに痛みがあることが多いです。

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専門的な話をすると膝の中でも痛みを感知するセンサーみたいなものがあり、そこに機械的なストレスや炎症などの症状で痛みがでます。よく軟骨がすり減ってるから痛いと聞きますが軟骨自体には痛みは感知できません。軟骨が摩耗して軟骨の下の軟骨下骨がむき出しになり体重がかかるとめちゃくちゃ痛みを伴います・・・・・・・

あと膝に水が貯まる・・・注射で抜いても癖になってまた貯まるなどの心配があると思いますが、、、、、水を抜いて癖になって貯まりやすくなるとかはありません。心配しなくて大丈夫です。膝の炎症症状を抑えるための身体の反応なので炎症が治まって来れば自然と吸収されます。

大事なことは膝の内側にかかるストレスを減らすことと炎症状態にならないように膝の発しているサインにまず気づくことが大切です。

膝を評価してみよう(ポイントは炎症軽減と膝を伸ばすこと)

ポイントは①炎症軽減 ②膝を伸ばす ③体重コントロールです。

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膝に関節水腫が貯まってるか確認!お皿の上から足に向かって圧迫して、指で皿を押さえてみましょう。プヨプヨしてたり、コツコツといた感触があれば陽性です。関節水腫が貯まってますよサイン。

問題点として炎症症状があるため過活動はさける時期です。関節水腫があると膝周囲の筋肉が働きづらくなるため炎症が治まってから膝周囲のトレーニングです。

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うつぶせで力を抜いた状態で膝がしっかり伸びるかの評価をしましょう。

膝が曲がらないより、膝が伸びない方が厄介です。いろんな理由がありますが歩行時に膝がしっかり伸びることで膝だけでなく股関節周囲の筋肉、体幹も連動して活動できるのでポイントの1つです。


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痛みが強いときはタオルなどをひざ下に入れて押しつぶすように力を入れると太ももの筋肉を収縮することができ痛みが少なくできるトレーニングの一つです。ここから始めましょう。

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慣れてきたらタオルを押しつぶすのではなく踵を前の壁に近づけけるように膝を伸ばしグレードアップをしていきましょう。

膝トレーニング

トレーニングでは個々で筋力が違うので回数より疲労感が出てきてから5~10回がんばりましょう。←疲労感が出てからが大事!

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今日のポイントは膝を知る!自分で少しでも膝を良くしよう!でした。その中でまずは

①炎症を抑える➡痛みがあるとトレーニングや歩くこともままならない状態なので無理をしない

②膝は伸ばす➡曲がったままだとうまく膝周囲の筋肉が働かないので膝を伸ばしましょう。

あとは、、、、、体重ですね><

やはり直接的に膝のストレスをかけるのが体重です。1㎏の体重で膝には約3㎏の影響があるとされています。つまり体重が5㎏増えれば15㎏の負担が膝に・・・

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逆に2~3㎏の減量で膝には6~9㎏分の重りが取れたと同じ状態に!!

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まとめ

膝痛で悩まされている人が非常に多く、関わった患者さんもたくさんおられました。治療で治るというよりは、本人が膝について知ること、自分での自主練が手術をするしないを分けたといってもいいでしょう。

手術をおこなった患者さんも多く治療しました。次回は手術後のお話しをしていきますね。

今、自分の身体に向き合ってください。膝からのサインに気づき対応してあげましょう。自分の一部です、、、結果に応えてくれるはずです。

本来なら一人ひとりの状態に合わせたトレーニングを処方するのですが、大事な要素を記事にしてます。もし個別に相談がある方はコメントしてください。フォローもよろしくお願いします。

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