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台風10号で感じる気候危機ー解決に向けた若者の行動を支援しようー

 この通信を書いている日曜夕方の段階では、「大型」で「非常に強い」台風10号は、まだ九州に接近中です。
 一昨年、関西国際空港をはじめ大きな被害を与えた台風21号、昨年千葉でゴルフ練習場のネットを倒壊させた15号、新幹線の車両基地が水没した19号は、皆さんの記憶に新しいと思います。

 このように台風の数は減少するものの、海水温の上昇などで強力な台風が増えることは、気候変動に携わっている科学者が以前から予測しています。

 世界の平均気温が産業革命以前と比べ1.1℃上昇しただけで、これだけ恐ろしい台風が襲ってくるのですから、2100年の最悪の場合の予測のように4.8℃上昇したらどうなるか想像もつきません。
 今私たちが何とか守ろうと呼び掛けている1.5℃上昇に抑えきれても、今よりは厳しい状況になります。
 ニュースでは激甚災害を防ぐ新しい防災のあり方が盛んに取り上げられていますが、その根本の発生原因である温暖化に対する対策があまり語られないのが残念です。

 ご存じの通りスウェーデンのグレタ・トゥーンベリーさんが始めた、世界の指導者や経営者いに対して迅速に気候危機対策を実行することを要求する行動が世界各国に広がっています。この行動の一環として、9月25日に”Global Day of Climate Action”(世界気候アクションの日)が全世界で実行されます。 

 日本では来年、温暖化対策推進法、エネルギー基本計画、国別排出目標(NDC)の改定が予定されています。
 これらの改定が我が国も署名しているパリ協定に準拠したものになれば、気候危機解決への大きな第一歩を踏み出すことができます。この重要な機会を捉えて、日本の若者もオンラインの行動を始め、すでに2万人を超える賛同を集めています。

 今週は皆さんにこの行動への参加をお願いしたいと思います。参加方法は以下の通り簡単です。

・まず、メールをお使いの方は、こちらのリンク先の署名にご参加ください。転送大歓迎です。
・FacebookやTwitterをお使いの方は、上記署名リンクとハッシュタグ #私たちの未来を奪わないで をコメントに入れて投稿、また拡散をお願いします。

 一人ひとりの行動は大変小さいものです。

 しかし、今年5月の東京高検検事長の定年延長問題で、SNSで盛り上がった国民の声が法案の提出を断念させたように、大勢の声を集めれば社会を良い方向に変えることができます。

 私たちは幸い民主主義の国に住んでいます。国民が自由に意見を表現して、それをくみ取るのが民主主義でもあります。

 私たちが自主的に表現を抑えたら、民主主義は窒息します。

 若者たちが、自分たちの将来を危惧して各地で行動を始めています。

 子供や孫を持つ私たち世代も彼らを積極的に応援して、私たちが今まで享受してきたような、安心して暮らせる持続的な地球環境を作るべく、この行動に参加していただきたく心からお願いいたします。

横山隆美