なべちゃんへ

どうしたんだい？
顔を伏せ眼力もなく
いつもは大空を飛ぶ
鷹の様に朗らかに笑って
冗談を言って快活な君が
そんな態度を取るなんて……

嗚呼、そうか、そうだよね
生きてりゃそういうことも
あるとかは聞いてたけど　
実際、君の身にそんな──

ほんと哀しいね
聴いてたこっちまで
つい
とても辛くて

それでも必死に堪えてる
君のそんな姿眼にしたら




今日はありがとう
いろんなこと話してくれて
とても悲しかったけど
こんなこと言っちゃなんだけど
それ以上に楽しかった

この先、自分の身の上にも
同じ様な事が起こるだろう

その時は此処に真っ先に
伺うから
今日みたいに、こちらの話を
聴いてくれるかい？