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人と組織の行動科学①:適材適所を決める3要素(P-E fit)

読書ノート(51日目)
さて、今日からはこちらの本です。
また人事領域の本に戻ってきました。

わたくし事ですが、11月に転職してから
なかなか新たに本を読む時間を作れず
今まで読みためてきた読書メモの
在庫が尽きるという事態に…
完全に自転車操業状態ですが、
何とか日々少しずつでも読書ノートは
続けていこうと思います。

適材適所の配置を実現したい場合

2018年 リクルートマネジメントソリューションの
調査では今の仕事が自分に「とても合っている」との
回答は8.5%。「合っている」の合計でも約3割。

P-E fit(Person-Environment fit)
※ここでの環境は、上司、チーム、会社なども含む

・あなたの性格と
 仕事で求められているものは、一致していますか
・現在の仕事の特徴と
 あなたが仕事に求めるものは、一致していますか
・あなたの専門的な能力と、
 仕事で求められるものは、一致していますか
→これらの質問にYESと回答できる場合は
 P-E fitが高く個人と環境の間の適合性が高いと言える

P-E fitの3種類
・supplementary fit

 個人と環境がお互いに類似した特徴を持つ
 (例:穏やかな人が穏やかな社風の職場で働く)
・needs-supplies fit
 個人の欲求を環境が充足している
 (例:成長を望む人に対し、難しい仕事を任される)
・demands-abilities fit
 環境が求める能力を個人が持つ
 (例:データ分析の仕事に対し、そのスキルがある)

・P-E fitが高いほど、仕事への満足度、会社への愛着、
 仕事のパフォーマンスが高く、離職・ストレスは低減

・ただし、P-E fitが高すぎると、忠誠心も高くなり
 非倫理的行動を取る可能性もあることや、
 同質性の高い人材が残留する可能性があること、
 P-E fitとリスクテイキングはU字関係にあり
 自信過剰で無茶しがちにある事に留意する

適材適所という言葉だけでなく
最近はジョブ型の人事制度に転換を
試みている企業もあり、あえて
「適所適材」と呼んでいる事を
ご存知の方も多いのではと思います。

適所適材とは、
企業の戦略を実行するためには
どのような能力やスキルを持った
人材が必要かという順番で
人物要件の定義をすることが特徴
となっているようです。

今回は適材適所なのか
適所適材なのかという違いは
あまり関係なさそうですが…
個人と環境の適合性は
「性格」「仕事の特徴」
「求められるスキル」

この3要素が重要なようです。

たしかに
この3つの全てが適合していれば
・職場でストレスをあまり感じる事なく
・自分の得意な仕事でやりがいを感じる
という、まさに天職に感じる事と思います。

あえて逆に言えば
自分に専門的なスキルや
自信を持って得意といえるものが無いと
この3要素のうちの1つが欠けてしまう
という事なのかなとも思いました。

まだまだ勉強中の身ですが
統計学やデータ分析を
新たな自分の専門スキルにできるよう
まずはデータサイエンティストの
最低ライン(見習いレベル)と言われる
統計検定2級を目指してみようと思います。
(年内は勉強する時間あるかな…笑)

それではまた明日ー!

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