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エンゲージメント経営②:「会社の〇〇〇〇」を社員が語れる事がエンゲージメント経営のポイント

読書ノート(42日目)
さて、本日もこちらの本から
エンゲージメントについてです。

この本の著者は人事コンサル会社の
コーン・フェリー社の柴田さんという事で
数多くのクライアント企業の分析から
エンゲージメントについて書かれています。

まず、社員エンゲージメントを左右する
ドライバーについては以下の12種があるとの事

そして、そのドライバーの中で
重要度が高いものから並べると以下との事。
(あれ…?上の図のドライバーと各項目が
 一致していないようです…??)

・社員エンゲージメントと相関が高いドライバー
 (数値ptは最高値と最低値の差分)
1位:顧客に提供する体験的価値(CX)への自信(50pt)
2位:成果創出に向けた効果的な組織体制(37pt)
3位:自社におけるキャリア目標達成の見込み(34pt)
  :生産性を高めるための環境整備(38pt)
5位:やりがいや興味がある仕事を行う機会(31pt)
6位:仕事を進めるための十分な人員の確保(38pt)
7位:一個人としての尊重(42pt)
8位:自社の戦略と目標に対する信頼感(62pt)
※コーン・フェリー社による日本企業 約30社
 23万人の調査結果(2015年~2017年)

本書によると、何より大事なのは
会社の存在意義」であり、
我々が提供できる機能価値は何か?
当社の付加価値は何か?

を社員が語れるかどうかとの事です。

ともすると…
自社が誰の何の役に立っているかが、
社員には見えづらく、感じにくく
なってしまっているという事は
往々にして起きていそうです。
(自分で自身の仕事の意味づけが
 普段からできている人は意外と
 少ないのではないでしょうか…)

社員が誇りと熱意を持って働くために、
会社の存在意義として社員に理解と浸透を
させなければいけないことは、
「自社の顧客=
 自社は誰の、どんな役に立っているのか」
「自社の個別性(あるいは有意性)=
 他社ではなく、自社でなければいけない理由」


この二つを明確かつ端的に語りきれることが、
社員エンゲージメントには大きく効いてくる。

社員エンゲージメントが高い会社は
自分たちは社会や顧客に対して
何らかの価値を提供している、という
自負心を言葉の端々から感じる

他社ではなく、自社でなければいけない理由
という視点は、以前に紹介したドラッカーの
マーケティングの話との繋がりを感じます。

マーケティングとは
顧客にとって「真の価値」を知ること

「我々の事業は何か」
「顧客は誰か」
「顧客にとっての(我が社から購入したいと思う)価値は何か」

「ドラッカー・スクールで学んだ本当のマネジメント」藤田 勝利

という事で、明日もまた
エンゲージメントについて
引き続き紹介していきます!

それではまた明日ー!

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