何気ない日常

心に余裕がないと視野が狭くなる。

朝の通勤にしてもそう。

仕事に追われていたり、考え事ばかりしてきると自分の周りに起っている出来事に気付くことができない。

何気ない日常にも大きな発見が隠れている。

最近、少しずつ悩みから解放され、心に余裕が持てるようになってきた。

昨日は久しぶりの車での出勤。
2時間程掛けての長丁場。

いつもなら渋滞などにイライラしながら進むのだが、昨日は周囲の景色を見ながら車を走らせることが出来た。

朝の太陽が昇る間際の光景。

遠くに見える山の紅葉。

朝からなくカラス。

こういった光景を見ながら、何故かニヤけた自分がいた。

当たり前の何の変哲もない光景に感動があったのだ。

景色だけじゃない。

朝コーヒーを飲みながら通勤。電車ではなく一人の空間で味わえるコーヒーは格別だ。

また、朝6時にも関わらず車の量はとても多い。こんなにも多くの方が早朝から動き出しているという事実。

ゴミを拾いながら通勤しているサラリーマンも見られた。

自分の知らない日常がそこには広がっていた。

そんな事に気付けたことが、純粋に嬉しかった。

仕事に精を出すのももちろん大事。
でも、そっちに集中しすぎて目の前の大事な何かを見落とすのは勿体無い。

何気ない日常には、新たな発見や感動がひそんでいる。

そんな中に人生の楽しみが隠れているような気がしてならない。