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娘との距離感

ちょっとしたことで、娘と大喧嘩。

7歳の娘と40目前の父。
大喧嘩するのも大人気ないと言われればそれまで。

ことの発端は、携帯ゲームをしている娘へ、画面が近すぎて目を悪くするから
もう少し目から話すように。と注意をしたことだ。

もうかれこれ1年間言い続けているが、中々治らない。

この日も2、3度注意を繰り返すと「うるさいねん、わかってるわ!」と舐め腐った言葉を返す娘。

どう冷静に考えても私が注意したことは間違っていないはず。
それよりも、父親に対しての口の聞き方に、「このままではいけない」と感じて
ちょっと感情的になって娘に怒ってしまった。

もちろん、娘は素直に聞き入れない。「うるさいわ」の一点張り。

さすがに我慢の限界もあってか、かなり強めに怒鳴ってしまった。

そうなれば、娘は強い味方である嫁を召喚。

嫁からは「感情的になって怒るんは違う!」と一喝。

私は怒りが収まらず外に出て頭を冷やす事にした。

冷静になると、すぐに色んな後悔が心の中を駆け巡る。

娘にいけないことを、分らせようとして、力技でねじ伏せにいこうとしていたのだ。
出てくるのは後悔のみ。

なんか、自分の中で父親たるもの、威厳があってダメなことはダメと叱れる。
時には怖さも見せる必要がある。
って変な理想像があった。

でも冷静になれば、それってただの親のエゴなんだって思った。

娘は嫁にはあんまり逆らえない。しかも、ダメなことは妥協せずにダメと言われる。そんな嫁にたまに反抗しながらも最終的には理解してきた娘。

反対に父親に対しては、良くも悪くもボロクソ言ってくる。
「ハゲ」だの「うんこ」だの「くさい」だの。まさに言いたい放題だ。
でも、それはただの悪口ではなくて、娘なりの父親とのコミュニケーションなのだ。

嫁に怒られると決まって「パパ〜」って近寄ってくる。

怒られたストレスはパパで発散しようとする。
パパには何を言っても大丈夫だ。って思ったりしているんだろう。

そう考えると、本当自分が大人気なさすぎて情けなく思えてきた。

理想の父親像なんて、きっとそれは父親のエゴでしかないんだよな。

別に変に型にはまった父親になる必要なんてないのだ。

ありのままの自分でいい。
幸いにもだらしなくて、カッコ悪いパパでも、娘は寄ってきてくれる。

つまらないこと言っても笑ってくれる。

嫁には悪いけど、厳しいことは嫁が代わりに言ってくれる。

何も夫婦で同じ役割を担う必要なんてないか。

もっと、肩の力を抜いて娘と接してみよう。

娘よ、頭ごなしに怒鳴ってごめんね。

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