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『マティス 自由なフォルム』
ロザリオ礼拝堂
昔々、フランスに旅したとき
南仏のロザリオ礼拝堂を訪れたかったが
時間がなくて果たせなかった覚えがある
新国立美術館で
その礼拝堂が再現されていると聞き
いの一番に駆けつけた
マティスは第2次大戦の戦火から逃れるべく
ニースから近いヴァンスに移住
そこの修道院の求めで
礼拝堂の立ち上げにたずさわった
このとき、マティスは切り絵を制作し
建築家、ガラス工、陶工など
さまざまな職能集団を動員した
マティスは
「この礼拝堂は、私にとって一生の仕事の集大成である」
と語っている
マティスが“生涯の傑作”と自ら表した
「ロザリオ礼拝堂」を実物大で再現
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主祭壇 右 タイル画『聖ドミニクス』
左 ステンドグラス『生命の樹』
ステンドグラスから差しこんだ光の移ろいで
色彩が移動し床やタイル画に射しこむ
みごとな再現
2024年新国立美術館のマティス展のテーマは
『マティス 自由なフォルム』
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