よさこい:人生の半分を費やす価値のある趣味⑬ ~葛藤~
今回は、2017年の話になります。
この年、僕は様々な葛藤を抱えながら活動をします。
決断の時
15年、16年と高知よさこいに参加させていただき、本当に最高に楽しかったです。
一方で、高知よさこいに出るには、様々な問題をクリアしていかなければならないのです。
例えば、人数問題
年々チームの人数が減少する中、高知への参加人数を集めるのは,、なかなか大変でした。
人数が減ればそれだけ、一人一人の金銭的な負担も増えるので、参加がさらに難しくなります。
宿泊先の問題もあります。
安い宿は、毎年常連のチームが抑えているので、なかなかとれないのです。
日程的な問題もあります。
高知よさこいは、曜日に関係なく日程が決まっているので、うまく休みが合わないと参加メンバーが集まらないという問題もあります。
僕自身の問題でいうと、高知の説明会は平日に行われます。
なので、その日に仕事を休める状況かどうかもかなり問題になってきます。
17年は仕事が変わって土日休みの仕事ではなくなり、実は空~Qou~の活動を続けるのも結構大変でした。
さらに、高知よさこいの日に休める保証もありませんでした。
そんな、様々な状況が重なり、その年は高知よさこいへの参加を断念しました。
もちろん、すごく迷いました。
葛藤もありました。
でも、決断しなくてはいけなかったのです…。
後悔…。
僕は、自分の生き方として
「反省はするけど、後悔はしない!」
という思いがあります。
それは、結局のところ後悔からは何も生まれないからです。
それならば、自分のやったことや決めたことを振り返り、うまくいかなかったときは、反省して次につなげればよい。
ただ、それだけのことと考えています。
しかし、この年、僕は久々に後悔しました。
そう、高知にいかなかったことにめちゃくちゃ後悔したのです。
その選択をしたのは自分です。でも、後悔したんです。
8月10日と11日は仕事をしていました。
でも、高知よさこいが開催されていると思うと、行きたくて行きたくて。
急に休んでそのまま、行こうかなと思うぐらい。
なぜ、行かないという決断をしたのだろう。
自分でも、不思議でしょうがなかったです。
いや、決断は間違っていなかった。今でもそうは思うんです。
でも、後悔したんですよね。
それがあって、来年は何としても参加しようと、その時心に決めました。
どまつりの舞台に、再び!
この年、空~Qou~は、どまつりに参加することにしました。
2年ぶりの参加でした。
14年のどまつりで、疲れ果ててしまった僕は15年、16年は参加をやめることにしたからです。
この年、どまつりに出ようと決めたのは、19回を迎えるどまつりに少しでも賑わいを加えれたらと思い、参加しました。
また、20回に向けての助走の時というのもありました。
以前に参加させてもらっていた時の空~Qou~とは、演舞のスタイルも曲も全然違ったので、もしかしたら、場違いなのかとも思いましたが、その昔お世話になったどまつりに、もう一度参加して、盛り上がれたらと思いました。
2年出ていなかっただけで、どまつりも大きく変わっていました。
ほとんどのファイナルチームは衣装替えがあり、大きなスクリーンが演出に加わり、曲も激しさを増し、踊り子の数も増えていました。
U-40部門ができたこともあり、各チーム受賞に向けて熱い踊りをしていました。
高知よさこいとは違った熱気とパワーがありました。
2年ぶりのどまつりは、地元の愛知ということもあり、身近な友達が応援に来てくれたりと、楽しめました。
どまつりでも、やっぱりパレード形式の演舞が好きでした。
あっ、あとサックス吹かなきゃと思うと、いつも以上に緊張したし、地方車の上で、不安定な中、楽器を吹くことの難しさを痛感しました!
夢シリーズ完結作
空~Qou~は2015年~2017年の楽曲を一つのシリーズとしてまして、タイトルのすべてに「夢〇〇」と夢の文字がついています。
2015年・1作目の夢物語は、以前のnoteでも書かせていただきましたが、方向転換をした最初の作品でした。
参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=azEkRKB0JhE
2016年・2作目は「夢花火」ということで、豊橋は手筒花火発祥の地ということもあり、手筒とええじゃないかを組み合わせたテーマで踊りました。
参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=Txz4Genhiio
そして、3作目の「夢街道」は、ええじゃないか騒ぎで、お伊勢参りに行く街道の様子を表現しました。
参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=Bj_wceXT7RI
https://www.youtube.com/watch?v=sVAr2nRXh4M
そして、この曲最大の特徴は生演奏があることです。
アルトサックス・トランペット・トロンボーン
の生演奏をステージやってるんですよ。
ちなみに、アルトサックスは僕が吹かせてもらってます。
なかなかこの辺りでは珍しい演出だと思います。
祭りのたびに、毎回楽器をもって歩くのは面倒でしたけどね。
特にどまつりは、大変でした。
そんな甲斐もあってか、この年豊橋まつりでは、久々に大賞を受賞することができました。
過去には、いただいたこともあったのですが、5年ぐらい遠ざかっていたので、うれしかったですね。
豊橋まつりに対する僕の思いは、また別の記事でしっかりと書きたいと思います。
ただ、よさこいはやはり地域に根差していくべきだと思っています。
なので、地元で評価されることは、ほんとにうれしいです。
3部作を終えて。
2015年から続いた三部作も、これでいったん終了。
2018年は曲の雰囲気も、衣装も大きく変えたいと思っていました。
完全に今までの空~Qou~ではない空~Qou~の演舞を作りたいと!
そのためにはどうしたらいいのか?
どんなイメージで、どんな世界観を作りたいのか?
自分自身に問う時間が、かなりあったような気がします。
よくも悪くも、空~Qou~は高知の老舗チームのように、毎年同じ世界観や曲調、衣装デザインという統一感はなく、どちらかというと、毎年変わるというか、変化していきます。
お金の関係で、衣装は3年着るようにしていますが、曲や振りはガラッと変わるときもあります。
自分では、ぶれてるのかなと思う時もあって心配になるのですが、見てくれた方は「空~Qou~は空~Qou~らしいよね」って言ってもらえるので、なにかしらぶれていない部分が表現できているのかなとも思います。
2018年にむけて、いろいろ考え、その答えを出しました。
それは
「ロック」
です!
そのあたりは次に記事で書きたいと思います。
今回も、ありがとうございました。
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