よさこい:人生の半分を費やす価値のある趣味⑩ ~悪戦苦闘~
このシリーズも10巻まできました!我ながら頑張ってます。
今回は、高知に向けての地方車作成のエピソードから始まります。
これが、なかなか大変でした…。
甘く見ていた…
高知で踊るには、必ず必要なものがあります。
それは
『地方車』
です。
地方車というのは簡単に言うと、踊り子たちの前を、音楽を流しながら走る車両のことです。
詳しくはこちら
http://www.welcome-kochi.jp/yosakoi/about_jikata.html
空~Qou~はどまつりでも、地方車を作っていたので、まあなんとかなるだろうという甘い考えがありました。
どまつりでは、2tのトラックの荷台に足場を組んでサイドに幕を張り、音響を載せるという感じで作っていました。
それだと、半日あれば作れたし、2tなので、停める場所なども苦労はしなかったです。
過去の記事に地方車についても書いていますので、良かったら。
https://note.com/taka0710/n/nc185006af566
しかし、高知は見栄え的に、ほとんどが4tを使っています。
また、スピーカーから出す音量もどまつりの比ではない装備が必要でした。
通常、高知の業者に手配して作成するのが一般的なんですが、その辺よくわからなかった僕は、地元の愛知県から持っていこうと思いました。
地方車一台、高知で頼むとかなり高額らしいので、こちらで自分たちで作れば安いのではと思い、挑戦しました。
しかし、これが甘すぎた…。
地方車作ってみました!
まず、4tでの地方車を作ったことがない僕は、地元のチームでどまつりの地方車を4tで作っているチーム「おどら舞鳳来」の河合代表さんに相談しました。
そうしたら、足場やパネルなど、そのまま使えばいいよと貸していただけることになりました。
おどら舞鳳来さんの全面協力のもと、地方車作成がスタートしました。
でも、ここからが大変でした。
まず、パネルをすべて塗り替え、そこに新たなデザインの絵を描く。
幸いにも、チーム内にデザインに長けたメンバーがいたので、お願いしました。
そのあと、色塗りです。
炎天下の中、汗だくになりながら、ベニヤに色を塗っていく。
まさに手作りといった作業が何日も続きました。
高知に行く前に、一応仮組はしたのですが、道路交通法の関係で、形にして高速などを走ることができなかったです。
なので、現地に行ってから組み立てることにしました。
ちなみに、音響業者さんも、地元のカクシロさんにお願いし、高知まで一緒に来ていただきました。
その方は、毎年高知よさこいを見に行っているとのことで心強かったです。
初めての4tトラックの運転
僕は、普通免許しか持っていません。が、昔に免許を取った人たちは、普通免許で8tまで運転できたんです。
なので、法律上、地方車を運転することはできました。
地方車を自分たちで作ると決めたということは、トラックに装飾や足場などを載せて、高知まで走らないといけないということです。
なので、僕と河合代表とで運転することにしました。
初めての高知に、それも4tトラックを運転して向かう。
もう、初めてづくしで、緊張しっぱなし。
豊橋を出たのが、夜でした。
交代で運転しながら9時間ほどで到着。
たしか、到着したのが8月9日の朝6時ごろだったような気がします。
そこから、少し仮眠をして、地方車作成に取り掛かりました。
手伝ってくれるメンバーも昼頃到着し、10人ぐらいで作業したように思います。
まず、足場を組む作業はそれなりにできました。
そこから、装飾を取り付ける作業に移ったのですが…
「ん?ベニヤが止めれない?」
「金具が足りない!」
そんなことが次々と起こりました。
何回もホームセンターまで走りました。
初めての土地で、初めてのことばかり。
試行錯誤しながら、地方車が出来上がったのは夜中の2時でした!!!
次の日の朝、8時には豊橋からくるバス組が到着します。
ほとんど寝る時間はなかったです。
もうこの時点で、高知の過酷さを痛感しました。
気づいたら仮眠を一時間ぐらいとったとはいえ、豊橋を出発してから
30時間ぐらい寝てなかったですね~
でも、楽しかったんですよね~
だんだんと出来上がっていく地方車。
音響も積まれ、照明も積まれ、この上に乗って眺める景色はきっと最高だろうなと想像しながら、暑い中作業しました。
ハプニングもありましたが、それも楽しめちゃうぐらいに。
今回はここまで。
「まだ踊らんのかいっ」って突っ込みが来そうですが、次回いよいよ高知で空~Qou~が踊ります。
今回は少し短めでしたが。地方車苦労録はどうしても書きたくて!
次回もお楽しみに。
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