35. ナツガッシュクのおもひで Day.5

事件勃発後、やっとのことでフロアから立ち上がった私。

しかしこの時、なぜか部長やセクシー先輩・デヴィ先輩ら3、4年生達が目に涙を浮かべていたのを私は見逃さなかった。


その時は

なんでこの人達が泣いてんの?

と思ったが、この謎は後日明らかとなる。

そして午後の練習ではみんな別人のように取り組む姿勢が変わった。

スーパーサイヤ人並みの進化だ。

この1日だけで随分と上達したような気がする。

それまでは一体何だったのかというツッコミはしないで頂きたい。


そして5日目。

5日目の午前の練習が終わり昼食を取っていると部長から案内があった。

「明日は練習の最終日だから、練習は午前中だけだ。午後からは自由時間にする!」

えっ、マジで!?

「だから午後からのラテンの練習は今日が最後だ。いつも以上にしっかりやるように!」

そうなの!?

よーし、なんか俄然気合が入ってきたぜ!

そして午後の練習が始まった。

「よーし、じゃあルンバウォークとチャチャチャのロックからだ!」

はい!

みんなも気合十分だ。

ツー! スリー! フォー! ワン!

オレのルンバウォークもだいぶサマになって来たに違いない。

そこへセクシー先輩が声を掛けてくれる。

「あら、坊や。やけに気合が入ってるじゃない。」

はい、最後なんで。

「最初からそのつもりでおヤリなさいな。」


面目ない。

「まぁ、ちょっとは締まりが良くなってきたんじゃない❤️」


やっぱり?

「どれ、アタシが確かめてアゲル💋」


お願いしまーす!

「まずはしっかりタタせてごらんなさいな💋」 


ナニを?

「バランスに決まってるでしょ。」

あぁ、そっちすか。

「しっかり奥まで入れて❤️」


え〜とっ・・・。

「ほら〜、先っちょが盛り上がってるじゃない💋」


先っちょ?

「膝よ、ヒーザ!」

はい、すんません。

「入れたらヌケないようにしっかりキープよ💋

抜けたらバランスが崩れちゃうわ。」

ヌキたがりません、タツまでは!


「うん、膝はそのくらいでいいわ。」

あざーすっ!

「じゃあ次はロックを見せてちょうだい。」

はい!

どうすか?

「良くはなってるけど

まだ股がユルいわね〜❤️」


まだユルいすか。けっこう締めてるんすけど。

「他のヒトは知らないけど、そんなんじゃアタシは満足出来ないわ💋」


はぁ。

「言ったでしょ。カッチカチよ!」


カッチカチ・・・。

「もう、しょうがないわね。もう1回見本みせてあげるわ。」

お願いします!

「ほら、ちょっと内モモに手を入れて❤️」


失礼します!

手の平を先輩の内モモに入れる。

ズッ!

「あん❤️優しく入れてちょうだい💋」


す、すんません。

「どう? アタシの締まり具合は。」


キツキツっす。ヌケないっす。


「でしょ?」

じゃあそろそろヌきますね。

「まだヌいちゃダーメ💋」


えっ?

「もっと奥まで入れてみて❤️」


こうすか?

ズブッ!

「あん❤️ 優しくしてってば💋」


こんなに奥まで入っちゃいましたけど。


「じゃあヌいてごらんなさい💋」


先輩の内モモは今まで以上の力で締まる。

うっ、締まる! 全然ヌケません!


「わかった? 坊や。」

はい!

「このくらいカッチカチじゃなきゃ、すぐにヌケちゃうわよ❤️」


頑張ります!

「でもちょっと寂しいわね。

明日からシゴけなくなるなんて💋」


名古屋に帰ってからもよろしくお願いします!

「それもそうね。じゃあ

アタシもうイクわね💋」


そう言うとセクシー先輩は去っていった。


そしてあの事件の真相が明かされたのは次の日の事であった。

次回、そんなコトが!?


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