頭の中にある物事を文章という形にする理由

何も考えずに生きられるならどれだけ楽だろうと思い、それを無理なく出来る人に憧れて、そういう人になろうと試みてみたこともあるけど、逆に無理しているなと感じたから諦めた。
人間の根っこの部分、性分ってのは変わるもんじゃない。

だから、僕は日々あれこれ考え事もするし、考え事をしないようにしようとする時間をわざわざ設けたりもする。

あれこれ考えない性分で得をすることもあれば苦労することもあり、考えてしまうことでそうなることもある。
完璧に器用な人間ってのは存在しないし、人間ってのは不器用な生き物だとつくづく思う。

こうやって、定期的に、気が向いたらあれこれと駄文を垂れ流すのは正直言ってただの自己満足以外の何物でもない。
見てくれた誰かに何かが伝わったり、自分という人間を少しでも理解してもらえたら嬉しいなという気持ちは全くの0ではないけど、期待していない。

ただ、頭の中にあるものを文章という形にしてみると本当に自分の気持ちは楽になるし、不思議と明日も頑張ろうかという気力が湧いてくる。

何かモノを書けばドッと反響があるような人間でもなく立場を築き上げているわけでもない、ド田舎の小さな事務所で働いている…という小さな立場だけはあるけど、ただ物事を言葉にするのが好きってだけの社会のモブ。
なんにもカッコ良くないし、痛い奴であるのも十分理解している。

でも、確実に僕は自分が紡いだ文字と言葉に心を救われている。それでいいじゃないか。

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