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2023.12.2 挙式

2023年12月2日、僭越ながら私たち夫婦の挙式を挙げさせていただきました。

ただでさえ師走の忙しい時に、普通なら絶対に休めないはずの仕事を休んでまで、快く出席してくださった方々や、遠方より駆け付けて下さった方々もいらっしゃいます。夫婦ともに心より感謝しております。

さて、普段の口調に戻します。当時の感情をちょっと俺目線で語ってみる。

結婚式、いざやる側になると本当に大変だな。
本当に細かいところまで決めなきゃいけないことが多くて、それに妻の式に対するこだわりも強いもんで、ついていけなくなりそうになって、式の2週間前まで「俺もうやりたくねーわ、仕事も忙しいんだよ!やめちまおうぜ、ほら俺みたいなモンが祝われる価値なんかないって」なんてハイパークズ発言してたなw
そんな俺のみみっちい心に最後まで寄り添って励ましてくれた妻には墓に入るまで、いや…もはや成仏してからも感謝しなきゃいけないかもしれない。

何とか準備も終わり、式前日を迎えるまで何の実感もなかった。
「明日は結婚式」っていう事実こそ認識しているけど、主役としてその場に立っている自分が全く想像出来ないまま当日を迎え、新郎入場の10分前までそんな感じだったかもしれない。何なら式場に着いて妻が準備をしている間、俺はスースー寝ていた。


そして、新郎入場のスタンバイ。
出席してくれた方々からは見えない位置に立って、入場のタイミングを待つ。
この段になって初めて、人生で経験したことのない震えが来た。

「本当にこれから結婚式なんてものをやるんだな…。花札に例えると藤のカスと同等の、何の役にも立たねぇダメ人間だった俺が…ついうっかり素敵な奥さん貰ったせいで、こんな場に主役として立っているなんて信じらんねえ」

職場の会長や上司にも来てもらっていたし、妻の職場の方々に対しては失礼のないように……程度の恐縮は多少はあったにせよ、
正直何に対して緊張しているのか分からない。ただただ心臓が口から飛び出そうだった。

その時、客席のほうから「デュフwww」ってキモい笑い声が聞こえてきた。
「あれはゆーだいの声やな、何わろてんねんアイツ」と思った瞬間、身体の力が抜けて、楽しんでやってみようかと思えたのは強烈に覚えている。だから、実はゆーだいには俺はすげー感謝してる。

入場してから…
「はい、誓います」
「指輪の交換を」
「ベールを上げてね…ペロン」
「新郎新婦の誓いのキスを……Chu可愛くてごめん」
「夫婦の署名を…サラサラ~」

このへんは神父さんイケメンだなーと思ってるうちに気付いたら終わっていた。

キリスト教徒でもないのに「いーつくしみふかーきー」ってメイチでいけしゃあしゃあと歌ってみたのだけはなんか知らんけどめっちゃ覚えてる

その後、新郎新婦レッドカード退場と言われ、バージンロードを引き返す時。
事前の想像では「ウェーイwww」って言いながら、コロニーをシバいた金で良いモン食ってやがるゆうじの腹を突っついてみたり、何の前触れもなく突然たつみの頭をバコーンと殴ったり、あきひでを荒っぽくナデナデしたり、かねしのほっぺにおもむろにチューでもしてやろうかとか碌でも無いことを考えていたんだけど、

皆がね、「マジでおめでとう、オッサン色々あったけど良かったやんけ〜、麻雀競輪ばっかりしてても良い人と結婚できて運ええっすね」って顔して拍手してくれてるのを見た瞬間、涙が止めどなく溢れた。

俺みたいなしょうもない奴のために、
こんなにたくさんの人たちが、
大阪の中でも行くのが面倒くせぇような場所にある式場に、
わざわざ「俺のために、俺たちのためだけに」集まってくれて、お祝いをしてくれているという事実に対しての感謝の気持ちでいっぱいになって、人生で初めて嬉しくて泣いた。人目を憚らずに泣いた。

本当ね、ウダウダ書いてきて大したオチも浮かばないけど…
昔っから俺の悪いところもたくさん受け入れてくれて、大切にしてくれる仲間のあったかい心に改めて深く感謝の気持ちでいっぱいだ。

自分はやっぱりどう考えても主役の器なんかじゃないんだけど、それでもこの日は皆がたくさん引き立ててくれて、人生最高の日にしてくれた。
本当にありがとう。

無理やり纏めに入りますが、やっぱり俺はチキンライスでいいやって感じっすね。七面鳥はやっぱり照れる。
これからも夫婦ともに仲良くしてください。よろしくお願いします。

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