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「変わりたい!」と強く思っているときに知っておきたいこと。

人は頭(意識)では
「変わりたい」と思っていても
なかなか変われなかったりするものです。

「今日から筋トレ始めるぞっ!」

と意気込んで初めても3日坊主になったり...



私もよくあります。

では、そのときどんなことが起きているのか?





ホメオスタシス(恒常性)
という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

ここでは、
人間心理でのホメオスタシスについて書きます。


とは言え、
解剖学的なホメオスタシスの話があった方が
理解しやすいかと思うので、
まずは簡単にそこからお話します。


私たちの体には体外環境が変化しても
体内の環境を一定に保とうとする仕組みがあります。

例えば、
暑くなれば、体温を下げるために汗をかき、
寒いときは体温を上げるために体を震えさせます。

これらはホメオスタシスの働きです。


一方、心理的なホメオスタシスはどんなものか?

ひとことで言うと、
変化に対する無意識の抵抗です。

(私は記事で「揺り戻し」と言ったりもします。)

長い時間をかけて
無意識的に習慣になっている事ってあると思います。

先ほどの筋トレの例だと、
筋トレという新しい習慣を取り入れる前は、
他の何かを習慣にして生活しているのではないでしょうか。

Yotubeを見ていたり、
SNSでやり取りしたり...
そんな時間を過ごしていたかもしれません。

なので、まだ新しいことが自分のものになっていないとき、
つい心地が良い以前の状態に引き戻す力が働きます。

それをすると望む変化が得られない
と分かっていても、
無意識的にそうしてしまうのです。



コーチングを受けて、
変化しようとするとき、
その変化の大きさはさまざまでしょう。

大きな変化を望むなら、
それ相応のエネルギーが必要になります。

それは、あなたがビルの上階に行こうとして、
エスカレーターを逆走するような
イメージかもしれません。

2階に上がるのではなく、
いきなり5階だったら、
それなりに長いエスカレーターを
逆走することになるので、
結構大変そうな気がするのではないでしょうか。

そして、なかなか変化が起きない期間が長いと、
どうしても前の状態に戻りたい誘惑に駆られるかもしれません。

上階に行かなくてもよい理由が浮かんできたり、
身体が重く感じたりするかもしれません。
そして、逆行するエスカレーターの流れに身を任せて、
元の1階フロアに戻って諦める...というように。

このように、望む姿に変化しようとするとき、
そして定着するまでは
心理的ホメオスタシスが常に働いています。

そして、それが分かっていると、
その過程で今の自分の状況を少し冷静に見て
新しいやり方に戻りやすくなるかもしれません。


とは言え、やはり一人でそれをコントロールするのは
至難の業かもしれません。

そのために、あなたと伴奏してサポートする人、
抵抗に向かって進むことを応援してくれる人がいると、
乗り越えられる可能性が高くなるのではないでしょうか。

現実世界では、
最近のエスカレーターには安全装置が付いていて、
逆走しようとすると警報が鳴って止まったりします。

でも、あなたの頭の中にあるエスカレーターであれば、
それはちょっと事情が違います。

あなたが、止まった階段みたいにして登りやすくしたり、
場合によっては登りエスカレーターにできるかもしれません。

ご自身で変えていけるように、
サポートをしていきます。

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